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自分の後悔や傷をソッと抱きしめて、やりたいことを再認識した日。


自分の感情、癒されていない傷をそっと抱きとめる。
苦しかったこと、辛かったこと。
未だに癒されていない部分を書き出してみよう。

今日のタロットカードからのメッセージ。
私もふと自分と向き合ってみました。

今の私にとって一番苦しかったのはやっぱりコロナ。
自分の過去を思い出すと、戦略や選択が間違っていたと
後悔することも多い。

私を知らない方の為にも
私の経歴を簡単に紹介すると

まず、私は中学3年生の時に「声優」という夢や生きがいを持ちます。
どうせ生きるのなら、自分の好きなことをしたい。
アニメが大好きで、大好きなアニメ業界で仕事したい。
その中で、昔からよく声を褒められていて、声優さんも大好きで
稼げそうだからという理由で私は「声優」になることを決意しました。

それから、この夢が私の生きがいとなり
高校生の頃には演劇部に入り、
田舎にある地元のラジオ局でラジオパーソナリティーもしていました。

家が裕福な家庭では無かったことと
夢が安定のないエンターテイメントの世界だったこともあり
高校卒業後は地元で正社員就職をして
養成所に通うための資金を貯めます。

3年間は仕事する。100万は貯める。

この目標を立てて頑張っていたのですが
ただ、社会人3年目になった頃
異動した先の上司と馬が合わず
また、いわゆる「出世コースにのった」のような状態になってしまいました。

当時の私は、自分のやりたいこととかけ離れた現状に嫌気が差し
目標の金額に到達する前に
仕事を辞め、大阪の養成所に通い始めます。

これが後悔の一つ目で、自分の見通しが甘くて
もう少し貯めてから始めれば良かったと思いました。

その後、生活費を稼ぎながら
養成所でお芝居のレッスンを受け
自信がつき始めた頃に仕事やオーディションを受けよう。
「今年は仕事3つ取る」という目標を決めて行動し始めました。

それが2020年のことです。

そして、私が所属していた養成所兼劇団主催の舞台に出演することが決まったのですが
そこでやってきたのが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)です。

当然、舞台は無期限延期になり
生活費も稼げなくなってしまいます。

その当時の私は本当にショックでパニックになってしまって(今でもショックですが笑)
でも、何か手を打たないといけない。そう思って始めたのがyoutubeでした。

どうにかして、生活費とお芝居をするためのお金を稼ぎ
お芝居のお仕事をしようとしていました。

ただ、ここで後悔の二つ目なんですが
コロナがきても、来なくても
舞台のレッスンを受けながら、
アルバイトで生活の生計を立てることは難しかったように思います。

遅かれ早かれ辞めないといけなかっただろうなと思っていて
この時の選択も間違っていたんだろうな。そんな風に感じます。

ただ、youtubeを始めたことは間違ってはいないと思っていて
自分で企画して、撮影して、編集する時間はとても楽しい時間でした。

それでも他に何か手を打たないと。と思い
入ったのが西野亮廣さんのオンラインサロン。

そこで、人づてに仕事を一つ。
西野さんが手がける『映画えんとつ町のプペル』にご縁があって出演させて頂き
所属していた劇団からもお仕事を一つ受けることができ
目標だった「仕事を3つ取る」も無事達成されました。

そして、『映画えんとつ町のプペル』の収録と
同時期に私は上京しました。

コロナで生活が困窮し、正直そこから赤字続きで
貯金が少なくなっていた私がどうやって上京したのか?

これは私の家族の支えがあったからなんです。

正社員就職をして三年間、実家に毎月渡していたお金を
私が困った時用に貯めていたようで
コロナウイルスで仕事が出来なくなった時に頂きました。

私はその貯金を切り崩して生活して
そして上京することにしました。

正直、なぜ上京しようと思ったのか?
そんな行動に出たのか?

実は分かってはいなくて、ただ上京した方がお芝居の仕事は多いかもしれない。
そんな風に感じてはいました。

ただ、上京してもオーディションを受けたり、養成所に入ることもなく
ポートレート撮影をしたり、お芝居のワークショップを受けたり
仲間と飲みに行ったり、そんなことばかり楽しんでいました。

東京に出てもお金は貯まらないし、お芝居のお仕事はやれていないし
舞台の裏方でお手伝いに入ったりもしましたが
そういう時に限って自粛要請が出て舞台が中止になったりして
私のフラストレーションは溜まっていきました。

多分、上京した辺りからおかしかったのかもしれません。
いや、コロナウイルスがきてからパニックになっていたり
心のどこかで焦っていたのかもしれません。

私の力の矛先がどんどん別の方向へと向いていきました。
お芝居ではなく、ビジネスの方に向き始めたのです。

自分のビジネスでお金を稼いで
FIRE(Financial Independence, Retire Early)さえすれば
自分の好きなお芝居を続けられるし
舞台のレッスン中、お給料が出なくても生活ができる。

こんな考え方になっていったのです。
そのために私はビジネスの勉強を始めました。

自己投資もして、自分のビジネスを構築するために学び
それでも中々上手くいかなくて、失敗続きで
お金も無くなり、芝居もできず、私の心は折れていきました。

一度、実家に戻って立て直さないとどうにもならない状態になってしまって
私は一度実家に帰ることになります。

それが個人的にはとても辛い失敗で
「どうしてこんなことになったんだろう」と
私は自分を責めてばかりいました。

私はただ、芝居が好きで芝居がしたかったはずなのに。
自分の夢からどんどん遠ざかっていくのを感じて
私は次第に映画もドラマも大好きなアニメも見ず、芝居もしなくなりました。

ただ、生活するだけの日々は私にとっては苦痛でした。

夢を生きがいにしてきた私にとって
夢を感じられない日々は地獄でしかなくて
目の前が真っ暗で、やりたいことがない。できない状態が
自分にとってどれほど苦しいことか思い知りました。

あの時、上京せずに耐えていたら。
コロナさえおきなければ。
ビジネスなんかに手を出さなかったら。

そんな後悔ばかりが渦巻いて、自分の選択したことなのに
状況のせいばかりしていました。

そんな苦しい日々が2年ほど続き
どんどん自分のやりたいことが分からなくなっていった中で2024年。
もう一度、上京することに決めました。

正直、やりたいことはまだ見えてないです。
この数年間で私は本当に芝居が好きなのか?芝居がやりたいのか?
それを仕事にしたいのか?何かを犠牲にしてまでやりたいことなのか?
この答えはまだ見つかっていません。

ただ、お芝居や歌、ダンス、殺陣、アクション、ナレーションを学びたい。
その気持ちはあって。
その気持ちに正直に、ただやりたいことをやってみよう。と思っただけです。

そのためには田舎にある実家を出て、東京に行ってみよう。
そう思っただけです。

学ぶこともお金はかかるし
生活面に関しては完全に立て直した訳ではないのですが
それでも、この後悔や苦しさを持ったままでいるのは嫌だなって。

自分の後悔も、失敗も、反省もすべて抱えたうえで
私はもう一回チャレンジしたい。
仕事にならなくてもいい。稼げなくていい。
お金を払う側でもいいから、ただ学びたい何かがある。

今はそれでいいかなって。やりたいことをやり続けられる状態を作る。
それだけでいいかなと思っています。

皆さんも、自分の抱えているもの、蓋をしているもの。
あると思います。

ぜひ、一度自分の心と向き合って
本当に自分が望んでいることを、自分の心に素直にやって欲しいなと思います。

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