こくうま与奪の権を他人に握らせるな(+ジャンプラ漫画紹介)
留学生に蕎麦を食べにいこうって誘われました。お腹すいてたから軽食とってから行ったんだけど、爆盛りのまぜそば屋でした。死にかけた。
確かにそばなんだけどさ…。ほぼラーメンやないかい。
思い返すと、蕎麦を食べにいくはずなのに彼が箸をぐるぐるかき回すジェスチャーをしていたことに気づくべきでした。
この前、いつか登録した求人サイトから長期バイトの募集メールが届きました。年末にホテルとか旅館に住みこみでやるやつ。リゾートバイトともいいますよね。
こういうのが届くたびに思い出す事件があります。サークルの友達が5人で1ヶ月スキー場に住みこみしたら、帰ってきた時に1人離脱してた。以来もうサークルにもきてくれない泣。どうやら関係って生活リズムとか価値観の違いで簡単に壊れるらしい。
別の知人も、大学入学して仲良い姉の部屋に入居したら、家庭内別居するくらい関係悪くなったらしい。一年以上口聞いてないとか。親御さんが後悔してるらしい。ひえー。
……
私も誰かと同じ空間で過ごしたらその人のこと嫌いになるかな。
いや～、ならないと思うけどね⁉︎おれ博愛主義者だし。隣人を愛すし。
……………………いや、無理だわ。半日で人の事嫌いになれる気がする。具体例を思い出したので、おれの心が狭いのかどうかあなたが裁いてくれませんか。
この前東京の友達の家に泊まりました。スーパーで食べきりサイズのキムチを買おうしたら、
「普通サイズのキムチ買いなよ」
と。いや、食べきりで十分だよ。まあそこでは気にも留めませんでした。
しかし、夕食のとき
「キムチ分けてよ」
なっ！！！食べきりサイズだっていうてるやろ！
という動揺は顔には出さず、いいよ～というと、
「いや、あげてもいいなっていう分ちょうだい」
……？？なにそれ。いや、自分でとってよ
「いや、あげてもいいなっていう分ちょうだい」
………………お前まさかいっぱいキムチ欲しいけど卑しいと思われたくないからおれが卑しいと思われたくなくていっぱい分けることを期待してそんなこといってんのか？
体の悪さという不利益を負わずに、こくうまキムチというリターンだけを得ようとしてんのか？
卑しさとの戦いをおれに転嫁しようとしてんのか？
S E K O I Z O !!!!!
結局自分でとってもらいました。
……………スーパーにいたとき、
「おれも食べたいからキムチでっかいやつ買って！」
って言ってくれたら俺全然買ったけどな。泊めてもらってる側だし喜んでキムチ買ったよ。多分。
お前のことを好きなままでいれたよ。多分。
かく器が小さいので、人と共同生活するのは結構難しいかもしれないです。
バイト先のおばさんに「価値観ってだんだん凝り固まっていくから結婚は早めにしといたほうがいいよ」と言われたことも思い出しました。
Web漫画サイトジャンプ＋で現在連載している中で、私が個人的に好きな作品を３つ挙げます。どれも読むのに頭を使わないので良いです。アプリ版なら全話無料で読めるのでぜひ！
1. サチ録～サチの黙示録～
６歳児上野サチちゃんと、人類の存続/滅亡を決めるため人間界に降りたった天使と悪魔が共同生活するというストーリーです。
堕（落しきった）天使ラン・母のごとく家事をこなす悪魔ボロス・憎めないクソガキサチちゃんがぜんぜん噛み合ってないけど調和していて、ずっと安心できる。
シュールギャグと思ったらあったかい家族愛を喰らい、ハートフルと思ったら死角からアイスピックよろしく鋭利なギャグで刺される………という感じです。
メリハリあって好き。
2. 姫様“拷問”の時間です
魔王軍に囚われた姫様が拷問（）を受ける⇒秘密を話す⇒魔王に報告が届く。ただそれだけです。それしかやってない。
時間も人間関係も場所も全く展開しないのになぜこうも飽きないのか。絵がきれいで、言い回しがいちいち滑稽でクスッとできて、起承転結一切のストレスなく読めるからだと思います。いつものやつの安心感と新鮮な面白がどっちもあって好き。我々の「さりげなくともかけがえない日常」を拷問行為に見る漫画は世界広しと言えどもこれしかないです。
3. 接客無双
ウェイター・ナスノスケ（名字はオモテだと予想）が持ち前の接客スキルで接客界の頂点に成しあがるストーリーです。接客界てなんだよと思われるかもしれませんが、あまねく接客のプロたちがしのぎを削る世界です。私にもよくわかりません。
でも彼らの接客アプローチが千差万別で、接王（天下一武道会的な）編では異能力漫画みたいな相性が生まれてくるのおもろい。特に23話ではなんかカタルシスすら感じてしまいました。進撃のこのシーン⇓くらい
この漫画も見た目の勢いの面白だけじゃなくて、小さいコマの受け答えがいちいち笑えます。今クライマックスっぽいので、最終話迎える前にぜひ無料公開読んでみてください。
あとお気に召すようだったら単行本も。
以上です。
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