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僕の読書記録

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僕個人の読書の遍歴。純文学系が多いかも
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#読書感想文

【読了記録】 『遠い山なみの光』(カズオ・イシグロ) 感想

カズオ・イシグロの作品を読むのはこれで三作目だ。 前に「この人の作品は技巧的に読むより感…

猟 虎太郎
2か月前
18

【読了記録】 『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ) 感想

個人的な話から入って恐縮だが、最近色々なゴタゴタがあり、僕は人間的な温かみや優しさを求め…

猟 虎太郎
2か月前
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【読了記録】 『日の名残り』(カズオ・イシグロ) 感想

ここ数日、多忙な日々が続いていたが、カズオ・イシグロさんのこの作品をようやく読み終えるこ…

猟 虎太郎
3か月前
40

【読了記録】 『シッダールタ』(ヘルマン・ヘッセ) 感想

前にChatGPTに、「トーマス・マン『魔の山』はいい本だ。ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』は…

猟 虎太郎
4か月前
34

【読了記録】 『魔の山(下)』(トーマス・マン) 感想

その文章ひとつひとつの言葉の中に、立ち止まって考えること3ヶ月、遂にというか、ようやくと…

猟 虎太郎
5か月前
12

【読了記録】 『魔の山(上)』(トーマス・マン) 感想

トーマス・マン『魔の山』の上巻を読んだ。正直なところこの本についての感想文を述べるのは難…

猟 虎太郎
7か月前
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村上春樹と太宰治の類似性と魅力、そして僕がこの二人を受け付けにくい理由

大学の話ではないが村上春樹氏の後輩なので、村上春樹が他人という気がしない(と密かに思っている)僕。だけど村上作品は肌に合うものが少ない。(以下敬称略) 今まで接してきた人を見て思うことなのだが、村上春樹ファンは太宰治ファンを兼任していることが多いようだ。どうやらこの二人には類似性があるらしい。太宰治作品も同様に僕には肌に合わない。 今日はこれらの理由の一部を模索していこうと思う。 読みやすい共通点をもつこの二人の最大の特徴はこれではないだろうか。 両者とも極めて読み進める

僕の人生の二冊 『カラマーゾフの兄弟』 『豊饒の海』

はじめに僕はどちらかと言うと直感的な人間で、感性を大切にする。論理的な文章を読んだり書…

猟 虎太郎
5か月前
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僕の読書遍歴に関する随筆 【安部公房と自己発見】

ヒトはそれまで話したり聴いたりして摂取した言葉によって作られ、育てられ、培われるとよく言…

猟 虎太郎
6か月前
6

小説『魔の山』 と、いわゆるスクールカーストの神秘を考える

小説のここまでの大まかな展開トーマス・マン『魔の山』がようやく終盤に差し掛かってきた。1,…

猟 虎太郎
5か月前
9

『魔の山(下巻)』を読んでいる。
意味があるのかナンセンスを弄しているのかわからないような難解な議論が続くが、不思議にもグイグイ読めてしまう。このグイグイ感はドイツビールのあの感覚にもどこか似ている。
もう少しで最後の第7章に辿り着く。長いけれど充実した読書体験である。

猟 虎太郎
6か月前
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