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創作

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創作物
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#詩

虫

おれは地を這う虫

地の塵を食べる虫

塵をおいしく食べていたら

空からこわいかおで

鳥達が大勢やってきたぞ

彼らはおれをつっついてきたぞ

おれは地にへばりついて

彼らのくちばしをうけてたつぞ

彼らがおれをついばむ

がんばって地にへばりついたぞ

飢えていてあまりに必死なので

もう諦めて肉をあげることにしたぞ

空からくちばしの雨 肉がどんどんへっていく

しばらくうずくまって

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チクチク侍はいる

ーーセラ ある魂のお告げーー

チクチク侍は、いつも君の懐にいるよ

そこから皆の頭の後ろらへんに飛ばされるよ

チクチク侍は小さなチクを取り出して

いつもどこかのオモをつついてる

チクチク チクチク

チクチク侍は君の心もつつくし、走るよ

それはなんば走りで

秒針のように君を急かすよ

そうしてやがて、君はシュワになって

綺麗だけれど、かなり哀れな様子

ーーセラ

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バジルもらった

おじさんから貰ったバジルを新鮮なうちにバジルソースにしよう。
せっかくくれたのだから黒く悪くなっているところも、使ってしまおう。
後日おじさんに、「黒く悪くなっているところは、味が悪くなるから取り除くといいよ」と言われた。

空洞

ある土でできた空洞があった。
空洞は思った。『なぜ私はこの空洞を維持し続けなければならないのだろう。こんな空っぽの、何もないものを維持し続けているから私は虚しく、苦しいのだ』
空洞は身体を震わせて、周りの土を崩し始めた。その時、空洞はとても愉快な気持ちだった。
空洞は周りの土を徹底的に崩して、空洞を土で満たして、なくしてしまった。『これでよし』空洞はただの土になった。
暫くすると、土は健康上の不調

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削り甲斐のないかつお節

味がしない
匂いがしない
出汁が出ない
人はそれをゴミと言う
燃やすか捨ててしまおう

「ある男の天国についての断想」

 天国にはベーコンがあると聞いたことがある。天国でも、屠殺が行われているのだろうか。
 それでは動物が可哀想だ。しかし、全能なる神のいる天国では、この世の常識が通用しないと考えても、おかしくはない。肉が育つ畑があるのかもしれない。それとも、それは夢や幻のような象徴的啓示の一種で、天国での生活が、こんがり焼けたベーコンを沢山食べるような、充足感に満ちた生活である。という意味なのかもしれない。そこまで

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