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『冒険の書 AI時代のアンラーニング』 - 学びと遊びと仕事の線引きについて考え直したい

初めに

「今学力をつけないと大人になってから苦労する」なんていうのは、世界を変える気がない大人の戯言に過ぎない。
やりたいことがあるのに、なぜ我慢をする必要がある?
好きなことがあるなら、なぜそれだけを一日中やれるように環境を変えない?
それが自分を変える、つまり、世界を変えるってことだろう?

https://www.amazon.co.jp/冒険の書-AI時代のアンラーニング-孫-泰蔵/dp/4296000772

「冒険の書」の冒頭の一文。現状に満足していないなら、変える努力をしよう、変える力がないなら冒険しよう。

仕事と遊びと学びの線引きについて

仕事と遊びと学びの線引きは意外と曖昧。
そもそも、これらの概念に線引きが必要なのかとも疑問を持ったりもする。
仕事=遊び、とすると怒る人もいるかも知れないが、遊びも真剣にやったら仕事になるし。スキルを磨くときに、お金をもらうことがモチベーションとは限らない。
もちろん、生活のために仕事をするというのは、現代の価値観だとそれが当たり前だが、通常の生活を送っていたら、気づいたらお金が入ってくるといった生き方ができないものか。そういった生き方について考えたい。

書籍の中でも、現代教育においての「時間割」という概念に疑問を投げかけていて、本来であれば、時間で区切る必要のないはずの学びの時間を「学校教育」の仕組み上、生徒を平等に育てなければいけないという制約があるために、全員に同じ時間割、カリキュラムを用意する形となっている。
ただし、IT技術が発展した今となっては、全員に平等というのはもはや時代遅れ。
熱中できるものがあるならば、「時間割」の制約を外して、気の済むまで極められる場というのを、公教育は用意すべきだと思った。

自分が、自分の好きなことを見つけて、この書籍でいうところの「冒険」に出られたのは大学3年生の頃、プログラミングと出会った時になる。
今後は、ITとAIを使いこなせる人が「冒険」に出られるようになるのではと思う。

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