のいまん

海鳥好きなサラリーマンです。時間とお金の許す限り、国内外に海鳥を見に行っています!

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最近の記事

マルケサス諸島Nuku Hiva島に行った

2021年9月に、フランス領ポリネシア マルケサス諸島Nuku Hiva島に行きました。 滞在はたったの3泊で、メインの集落を徒歩で回っただけでしたが、楽しかったのでご紹介したいと思います。 まず、Nuku Hiva島の場所から。 日本からの直行便が就航しているタヒチ島から、北東へ1,400kmほどの場所にあります。タヒチ島とNuku Hiva島を結ぶ国内線が毎日運行されており、3時間少々で行くことができます。 空港から集落までの道写真では伝わらないのですが、断崖絶壁

    • 船に乗る、海鳥を見る、もっと遠くへ

      2021年9月、フランス領ポリネシアの島々を訪れる機会に恵まれました。 今回の旅の目的は、海鳥の調査に参加することです。マルケサス諸島Nuku Hiva島を出発し、18日間かけて南北400km、東西300kmほどの範囲をヨットに乗って周り、そこに生息する海鳥を調べるというものです。私以外の参加者は、アメリカやイギリス、カナダ出身の鳥類学者や熱心なバードウォッチャーで、猛者ぞろい。 一方の私はというと、海なし県に生まれ、幼少期からバードウォッチングに親しんできたものの、海鳥

      • オガサワラヒメミズナギドリが洋上で見られるようになった頃のはなし

        オガサワラヒメミズナギドリについて つい最近に新種記載された日本産鳥類が、このBryan's Shearwater(オガサワラヒメミズナギドリ)です。1963年にハワイのミッドウェーで収集されていた標本をもとに、2011年に記載論文が発表され、新種として認められました(Pyle et al. 2011)。日本では、1997年から2011年の間に小笠原諸島の島々で収集されていた6個体の標本が、本種であることが確認されています(Kawakami et al. 2012)。また、

        • 海外で海鳥を見るようになったきっかけ

          突然ですが、こちらは私のイチオシの海鳥、Northern Giant Petrel(キタオオフルマカモメ)とのファーストコンタクト時の写真です。遠いですけど神々しいですね。 私が海外で鳥を、それも海鳥を見るようになるなんて、自分自身思ってもみませんでした。どんな種類がいるかも知らないし、たいして興味もありませんでした。 それが、2016年9月、気がつけばオーストラリアはシドニーの沖、船の上で海鳥に囲まれていました。 シドニーの街をバックに飛ぶBlack-browed A

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          海鳥が好きになったわけ

          突然ですが、こちらは私が愛してやまないSouthern Giant Petrel (ミナミオオフルマカモメ)です。 私は、国内外で色々な海鳥を見ることに喜びを感じています。(ちなみに、ここでの海鳥とは、カモメやウ以外の一生のうちのほとんどを洋上で過ごすミズナギドリやアホウドリ、ウミスズメなどの仲間を指します。) 最近は拗らせすぎて、南極に行ったりもしました。 そういえば、いつから、どうしてこんなに海鳥が好きになったんだろうか?自分でも忘れかけていたことを、なんとなく語りた

          海鳥が好きになったわけ