海鳥が好きになったわけ

突然ですが、こちらは私が愛してやまないSouthern Giant Petrel (ミナミオオフルマカモメ)です。画像1

私は、国内外で色々な海鳥を見ることに喜びを感じています。(ちなみに、ここでの海鳥とは、カモメやウ以外の一生のうちのほとんどを洋上で過ごすミズナギドリやアホウドリ、ウミスズメなどの仲間を指します。)
最近は拗らせすぎて、南極に行ったりもしました。

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そういえば、いつから、どうしてこんなに海鳥が好きになったんだろうか?自分でも忘れかけていたことを、なんとなく語りたくなり、書いてみることにしました。

バードウォッチング自体は小学生の頃からぼちぼちやっていた私ですが、海無し県にいたこともあり、海鳥はどこで見ることができるのかも分からない、なんだか白黒で色もなく地味で、図鑑でも最もページを飛ばして見ているような分類群でした。

転機は、約5年前に今の会社に入社して、旦那さんと出会ったことでしょう。この旦那さんに連れられて、確か2016年の3月に八戸から苫小牧行きのフェリーに乗って海鳥観察をしたのが、きっと生まれて初めて海鳥をきちんと双眼鏡で見て識別した瞬間だったと思います。エトロフウミスズメの大きな群れを見ることができ、この寒い海に、こんな小さい鳥がいっぱいいる!!となんだか感動したのを覚えています。
その後、6月7月と立て続けに八戸から苫小牧行きのフェリーに乗りました。どんどんライフリストは増えるし、見つけるのが早いだとか強運を持っているだとか旦那さんにヨイショされて気分をよくして、だんだんハマっていったような気がします。また、イルカやオットセイといった海獣を見れたのもハマった一因だったかなあと思います。水族館ではなく大海原にイルカがいる、当たり前のことなんですが、海でイルカを見たことがなかった私はとても感動したのでした。水族館の人気者のイルカですが、水族館でしか見たことがない人が多いと思うので、ぜひなんとかして見てもらいたいなあと考えている今日この頃です。

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遠くを黒い塊となって飛んでいくエトロフウミスズメの群れ(2016,3,26)

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海面で休むキタオットセイ(2016,6,11)

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大海原を泳ぐカマイルカ(2016,6,11)

そんな訳で、国内での海鳥観察は八戸ー苫小牧のフェリーと旦那さんのおべんちゃらから始まった、というお話でした。

豚もおだてりゃ木に登る、興味のない人間もおだてりゃ海鳥にハマる…、もし周囲に海鳥好きになって欲しい人がいたら、たくさんたくさんおだてて褒めて伸ばしてあげればハマってくれるかもしれません。

次回は、海外で海鳥を見るようになったお話でもしたいと思います。

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