見出し画像

25の手習い/筋トレにハマった話

ハロー、マッスル!

自粛期間中の4月、なぜか朝焼けの仕事は隔日出勤になってしまいました。なぜ「なぜか」なのかというと、そもそも職場で寝泊りしているのでずっと職場にいるからなのですが、とにかく仕事には出てくれるなというのです。仕事に行かなくても外に出られるわけでもないから当然手持ち無沙汰。

YouTubeも1日で飽き、買っていた本は読み終わり、友達とオンライン飲みを楽しみ、ご縁があり子供たちにオンライン授業をさせてもらったりもしました。しかしそんな楽しみも長い1日を潰せるほどではありません。家ならまだ積みに積まれた本や漫画もあるけどここにはそれもないし。

そんな時思い立ったのが筋トレでした。

内心、こんなの3日坊主で終わるだろう…そんな気持ちでしたがあれよあれよという間に継続して5ヶ月です。

4月時点ではYouTubeを見ながら音楽に乗せて行うような軽い運動とフラフープから始めましたが、5月に入り(この時点では仕事は普通に戻ってました)職場にダンベルがあるのを発見。ちょっとした筋トレに切り替えました。

転機が訪れたのは7月中頃。仕事が休暇に入ったのです。

仕事をしている間はそうはいっても自由に筋トレできる時間も場所も少なかった。毎日お腹ペコペコで出されるご飯はもりもりと平らげ、体重も減らなかった。けれど家に帰ってしまえばこっちのものです。時間は売るほどあるのだから。

わたしのアツい夏が始まりました。

元来運動音痴で思うように体が動かないたちなので(不思議と水の中だけは思うように動けるのですが…)、ボールを投げれば後ろに飛び、ダンスを踊れば呪いと言われる、そんな私なので、一人で筋トレをするには何かしらの事故や怪我のリスクが高すぎると判断し、パーソナルトレーナーさんにやり方を教えてもらいながら、フォームをチェックしてもらいながらトレーニングを進めました。

さて、ロッキーさながら、アニメ ダンベル何キロ持てる?さながらのワークアウト生活が始まりました。頭の中ではいつだってお願いマッスルが流れていました。

メニューは細かいことは省略しますが、週一のお休みの日を作ってそれ以外は1日1時間程度の筋トレと、1時間以上の有酸素運動をすることに努めました。

お休みの日も結局は海に潜ったり、カヤックを漕いだり、馬に乗ったりしてたっけ。

結果、本格的に筋トレを始めてから40日で体重は5キロ減、筋肉量も3キロくらい増えました。体脂肪率も6%くらい下がり上々の結果に。ウエストもマイナス5センチでした。(いまは仕事が忙しく筋トレはできても有酸素運動ができないので少し体重が増えました)

有名インスタグラマーみたいにビフォーとアフターの写真を出せたらいいのですが、アフターもまだまだ甘やかされボディなのでまだお見せすることはできません…残念です。いつかライザップみたいな写真を撮りたいです。

そこで文章だけでも、備忘録として良かったことや気づきを書き留めておこうと思います。

良かった点
・純粋に、体重が減った
・薬の副作用で体重が5キロ落ちたことや、ご飯を食べずに有酸素運動をしまくり8キロほど落としたこともあったけど、筋トレをしながら減らした5キロの方が見た目がいい
・睡眠時間が減った(仕事中はいつも3〜4時間程度のお昼寝していたし朝は眠くて仕事に行く1分前まで寝ていたけど、お昼寝が要らなくなったし朝もすっと起きられるようになった)
・過敏性腸症候群で便秘と下痢を年単位で繰り返していたけど改善された
・仕事で3年前に痛めた腰が治った(1時間の車の運転ができないほどに痛かった)
・筋トレを目一杯するために超高速で残業をするようになった
・ムカつく出来事が起きても、わたし可愛いから大丈夫!と思えるようになった
・元々骨も太いし、仕事柄がっちりもしているので(なぜなら成人男性と同じご飯を三食食べているから)モデルさんのような体型にはなれないのはわかっていたので、筋トレでダイエットしていく方が有酸素運動だけでダイエットするよりわたしに似合う見た目になれることに気づいた
・朝鏡を見ながら、やだーかわいー♡と思えるようになったので1日が楽しくなった
・筋トレ話で盛り上がり友達とより仲良くなれた
・トレーナーさんがかっこよかった
・筋肉を愛するすべての人を愛せるようになった
・アニメを流し見する時間が増えたのでかなり色々と見れた(グレートプリテンダー全話、かぐや様全話2回ずつ、ビースターズ全話3回ずつ、賭けグルイ実写、アニメ全話、監獄学園全話、宇宙よりも遠い場所全話、夜は短し歩けよ乙女、他にもまだまだ見てるかも…)

悪かった点
・用事があって筋トレできない日や仕事が忙しく筋トレできない日に対してしょんぼりしてしまう
・1日の予定を筋トレ優先で立ててしまう
・仕事よりもむしろ筋トレしたい
・プロテイン代がかさむ
・脂質や糖質を摂取するのが怖くなる
・食事の楽しみが減る(けどコロナで外食もできなかったしちょうどいいと言えばちょうどよかった)
・アルコールを体が欲しなくなった(お酒は好きなので飲みたい気持ちと、体がいらないって言ってるのが相反して悲しかった)

ざっとこんな感じです。

筋トレをするとポジティブになれる!というのは、あれはちょっと私には当てはまらなかった。筋トレをどれだけしても、一生一人で生きていくんだろうか、ゆくゆくは孤独死するんだろうか、幸せってなんだろう、とか難民問題についてとか、世界からどうやったら戦争がなくなるんだろうとか、そんなことを鬱々と考えては落ち込んだりするのは変わりませんでした。でも筋トレ中は強制的に思考がストップするのでそういったことを考える時間は減りましたね。良い悪いは置いておいて、物理でネガティブを排除するというのはなかなか興味深かったです。

それから、自分について自分がどう思うか、というのはとても大きな変化でした。太ってる私もまあまあ可愛かったけど痩せたらもっと可愛いじゃん!最高じゃん!と自分で思えたので、気持ちも明るくなれたし少しだけ人に優しくなれたような気がします。成人してからはそうでもないのですが、それまでは本当に自己肯定感の低い人間だったので。私を自己肯定感の沼から救ってくれたのは旅だと思っていたけれど(旅をしている私を、私は大好きだと思えた)それと同じくらい筋トレは自己肯定感を育んでくれました(筋トレ頑張ってる私と、筋トレで可愛くなった私が大好き)。

私は偉大なトレーニーの諸兄姉の皆様の足元にも及ばない、へっぽこ駆け出しトレーニーです。でも諸兄姉たちはこんなへっぽこにも優しい。筋肉を愛する我ら筋トレキッズたちを平等に温かく導いてくれます。

これからも筋トレを愛するすべての皆様に筋肉のご加護がありますように。そしてちょっとだけ自分のことを好きになりますように。

筋肉の喜びに貴賤はありません♡

一緒に筋肉の喜びを分かち合いましょう♡


おまけ①

画像1

職場にあったワンダーコアを活用、スプリングを二本外してダンベル持ってクランチすればかなり良かった!後ろに蒸し器が転がっているのは…

画像2

プッシアップバーはひよっこにはきつい。いまはバランスボールに足を乗せて腕立てしてます。

画像3

やってやるぜ!でも司厨長のご飯が美味しすぎて、タンパク質しっかり取れてる気がしてプロテイン飲まなくていいような気もしてきました。

おまけ②

ちなみに痩せた?と言ってくれたのは祖父一人でした。まあ職場の人と家族以外人に会ってないのもあるのかもしれないけど…それにしても、自分にとっては大きな変化でも、他人にとっては些細なことで、それが他人に伝わるのはもっともっと大きな変化が起こってからなのだと分かりました。

おまけ③

腰痛改善についてですが、こちらは数回病院に通院しヘルニアでないことだけを確認して筋トレを始めています。余計に痛めてもいけませんし、心配な方は一度医師の診断を受けてから筋トレに臨んでみてください。

④毎日こんなテンションで過ごしていたのでこんなテンションで文章を書いたら怪しい宗教みたいになりました。いつのまにか筋肉に入信したの…わたし…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?