芸能界、アイドルの「恋愛禁止」は人権侵害、今こそ撤廃を！

　皆さんは、政党の公式ブログにアイドルの恋愛に関する記事を投稿することは場違いだと考えられるかもしれません。しかしながら、この問題は日本の社会の不合理で旧態依然とした慣習の弊害の典型例であり、今回はあえて一石を投じさせていただきます。

　11 月 19 日、文春オンラインで AKB48 の岡田奈々氏と俳優との恋愛がスクープされました。これに対して一部のファンが、ファンをやめる趣旨のツイートを投稿したり、SNS 上でグッズを粉々にして投棄する動画を公開したりして大きな騒ぎとなりました。それに対し翌日、AKB48 グループ総監督の向井地美音氏は「『恋愛禁止』というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います」と踏み込んだ発言をしたものの、その後曖昧な態度に転換し、結局、岡田氏は「けじめ」をつけるために AKB48 からの卒業を発表しました。

　未だにアイドルの「恋愛禁止」は職業上当然であるという考え方が芸能界では主流であり、恋愛が表ざたになったアイドルに対して「自分たちを裏切った」と感じるファンが多いのも事実です。

　しかし、そもそも恋愛というものは、憲法第13 条において規定されている個人の幸福追求権に含まれるものです。その権利を侵害するのは人道に反しているのは明らかであり、運営側は早急に恋愛禁止を解除・撤廃すべきです。「恋愛禁止」を人権侵害と言わずして何と言うのでしょうか。

斯波 家剛（党中央委員会議長）

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