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【採用サイト開設!】小さな会社の採用広報のはじめ方。全社で取り組んだ採用強化の取組みの裏側

こんにちは。
Story Design houseの隈元です。

昨年一回だけ記事をあげてから、一年以上ぶりの更新となってしまいました……我ながら、筆不精も甚だしいなと思います。

実は先日、Story Design houseの新・採用サイトを公開しました!

これは、全社を挙げた採用強化の取り組みの一つです。当社はPR(パブリック・リレーションズ)を起点に、コミュニケーションの領域から、クライアントさんの事業成長に取り組んでいます。とはいえ、自社のこととなるとなかなか整理ができず、ついつい後回しになりがちでした。

そこで今回の記事では、「小さな会社の採用広報のはじめ方」の一例として、夏の間全社で取り組んだ採用サイト改訂の裏側の取り組みや、SDhの人材ビジョンについてご紹介します。


なぜ採用サイトを改訂したのか?

創業から早7年。
ここ数年、当社では、広報・PR領域の他にも、既存のPR手法にとらわれない、マーケティング・ブランディング・クリエイティブ制作などの近接領域の手法を取り入れた、新たな事業のご相談を頂くことが多くなってきていました。

そこで、広報・PRと共に、クリエイティブやマーケティング、ブランディングなどの経験者や、多様な職種・業界での経験をもつ人材の採用を強化していくことにしました。

現在は、社員は現在9名、インターン3名の組織です(2021年9月時点)。
社員の2/3以上が、広報・PR業界以外の出身者です。映画制作・建築・人材業界・飲食業界など、多様なバックグラウンドのメンバーが在籍しています。背景はそれぞれ違っていても、クライアントの事業成長を実現していく、という想いは共通で、その多様性が会社の面白さと個性をつくり、組織を強くしていると感じています。

しかし、社員数においてはなかなか「10人の壁」を越えられず、更なる採用強化と組織体制づくりが課題となっていました。

そこで、採用強化にむけた取り組みの第一歩として、まずは採用メッセージや、更新が滞っていた採用サイトの見直しを始めました。求職者の方に向けて、自社の可能性をどのように伝えるべきか、そしてお互いのニーズのミスマッチが起きないようにするために何を伝えるべきか。「伝えること」にフォーカスして考えるところから、取り組みをスタートしました。

全社で取り組んだバリュー・ペルソナ・採用メッセージの「見える化」

「伝えること」を整理するために私たちがまず取り組んだのは、「暗黙知」を言語化すること。現在のメンバーは、すでに3年以上一緒に働いてきた仲間ばかりです。その中で感覚的に共有してきた自社の価値観(強みや特徴、課題など)、曖昧になっていた求める人材像(スキルではなくカルチャーマッチする人材像)を、ワークショップを通じて言語化することから始めました。

合計3回のワークショップに参加したメンバーは、計7名。 通常業務がある中、メンバーにも多くの時間をいただき、まさに全社を挙げての取り組みでした。

■バリュー(価値観)

価値観の言語化にあたっては、全社員が事前にウェブでの簡単なパーソナリティ・組織診断サーベイを受け、その結果をもとに、自社のカルチャーの言語化の方向性を探りました。その後、ワークショップで具体的なエピソードや現場のキーワードを付加し、最終的に自社のバリュー(価値観)を表す3つのキーフレーズに落とし込みました。

▼採用サイトで掲載されているSDhの価値観▼

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■求める人材像(ペルソナ)

求める人材像のペルソナについては、特に採用を強化したいPR人材とクリエイティブ人材の2種類を作成。まずは求めるハードスキルとポータブルスキルを洗い出しつつ、ペルソナシートに属性・スキル・キャリア志向などをまとめていきました。

▼ペルソナシートをもとに欲求を深堀りする社員▼

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■「振り向かせ」メッセージ

その後、ペルソナ自身の「欲求」を深堀り。ペルソナのスキルだけでなく、キャリアや組織に求めるものを想像しながら、ペルソナ理解を深めました。そして、ペルソナの欲求と自社の「バリュー(価値観)」が重なるポイントを整理し、企業メッセージの軸を策定。自社の強み、魅力、差別化要素や、ユニークな制度などから、応募者を振り向かせるための自社の訴求ポイントを整理しました。

▼採用サイトで掲載されているメッセージと制度の紹介▼

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Wantedlyの改訂

今回のengageの採用サイトの内容を反映させる形で、これまでも採用チャネルとして活用していた Wantedlyの企業ページや求人票を併せて改訂し、発信を強化しました。

▼企業の訴求ポイントなどを強化したWantedlyページ▼

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施策の効果は?

さて、効果はどうなったか?

・Wantedly
Wantedlyの企業情報や求人情報を、engageで制作した採用サイトの内容に更新し、新たに求人を募集しました。まだ公開後から徐々に応募者は毎日増えて来ており、内容更新後1週間で募集ページのPV数は前週の2倍以上、ブックマーク数は4.5倍、応募数も60%強と順調な滑り出しをみせています。

・engage
新しい層へのリーチはできているようで、ここからも日々応募が入ってきます。ですが、弊社が無料版での利用となっているためか、採用管理や応募者とのニーズに不一致などがあり、まだベストな運用方法を見つけられていません。とはいえ、常に採用の窓口が開いている状況を広く作ることができているのは大きな一歩となっています。

その他採用施策への相乗効果

その他、エージェントの活用にも相乗効果が生まれました。
それぞれのポジションでご紹介を多数いただいており、すでに選考も最終面談に近いところまで進んでいます。初めての利用だったため、当初はうまく進められるのかイメージがなかなかわきませんでしたが、転職意向が高い応募者と短期間で数多く出会うことができ、採用活動を後押ししてくれています。

今回のプロジェクトを通して「伝えること」が明確になった結果、採用募集だけでなく、面接でも自社の訴求ポイントをブレなく紹介することができ、採用プロセス全般で大きな効果を実感しています。

また、今後採用ポジションによっては、ダイレクトリクルーティングの活用にも取り組んでいきたいと考えています。当社のクライアントでもあるOpenWorkさんのOpenWorkリクルーティングは掲載無料、成果報酬型なのでぜひ活用してみたいと思っています。

これら諸々の施策を進めることができたのは、超強力な外部パートナーの存在です。以前から海外PRなどで連携してきた株式会社アイムインの田中さんが、採用広報の支援をされていることを知り、当社のサポートをお願いしました。会社のことをよく知り、深い分析力と強い推進力のある田中さんがワークショップの設計・ファシリテート、サイト制作などをサポートしてくれたおかげで、採用広報活動を大きく前進させることができました。本当にありがとうございます。

SDhの人材ビジョンとこれからの展望

Story Design houseにとっての一番の強みは「人」。そして、一番大切にしてきたいものも「人」であると改めて実感しています。数年後には、数十名くらいの組織へと成長し、唯一無二のコミュニケーションパートナーとして、提供できる事業・サービスもますます多角化していきたいと願っています。

そのビジョンに向け、採用と同時に「組織力」の強化にも取り組んでいるところです。社員がコミュニケーションのプロとして持続的に成長しつづけ、ワクワクを大切にしながら個人の力を発揮できる環境の実現を目指しています。

「意志のあるところに道をつくる」ことをミッションとし、私たちと一緒に、新しい挑戦が生み出す価値を世の中に届け、世界を魅力的なものにしていくことにチャレンジしたい方は、ぜひ当社の採用サイトを覗いてみてください。

★募集中の求人情報★

現在、PRプランナーやクリエイティブアシスタントなど、未経験の方でも応募いただけるポジションや、戦略PR担当やクリエイティブディレクターなど経験者の方向けのポジションなど、複数のポジションを募集しています。ご関心のある方は、採用サイトやWantedlyよりご応募いただくか、または弊社ウェブサイトよりご連絡ください!

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