見出し画像

第8回 就活とSDGs

 皆さんこんにちは
佐賀SDGs官民連携円卓フォーラムの大野です。

 現在の大学3年生が主体となる、来年3月に卒業する大学生の就職活動が3月から始まるそうです。それを受けて、2月17日にSDGsをテーマとした業や業界研究のためのセミナーがオンラインで開かれたそうです。

 参加企業は上場企業が12社、参加した学生が800人と、関心の高さを感じさせてくれます。

 企業側の目論見は当然SDGsに意識の高い学生を採用するためです。なぜ、SDGsに意識の高い学生を採用したいのかという点で「社会問題にアンテナを張り、みずから考えて行動を起こせる人材」だからだそうです。上場企業はSDGsにコミットしている企業が84%(内閣府2020年)という数字のなか、企業側が採用するならSDGsを理解している人がいいと考えるのは当然ですね。

 上場企業がSDGsに意識を高い学生を取るということになれば、学生側もSDGsへの意識は高まっていきます。自分たちでSDGsについて学び、行動を起こすようになります。そうすると学生が企業を選ぶ際にもSDGsに取り組む企業を選ぶ傾向が強まることは明らかですよね。今回参加した学生さんの中には「新型コロナウイルスの影響もあって、社会課題を自分ごとととらえるようになった」と語っている方もいました。就活にはSDGsは切っても切り離せなくなってきているようです。

 今後、SDGsに取り組まない企業にはいい学生さんが集まってくれなくなる可能性が、より強まってきたと言えるのではないでしょうか。佐賀の中小企業といえどもうかうかしてられなくなってきたということなのでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?