家事をするようになった40代男性

最近、キャリアコンサルタント仲間の飲み会で、40代の男性が、こんな話をしていました。

「会社を辞めて独立したい、って話をした時に、奥さんに反対されるかと思ったら、あっさり認めてくれて。その時に、奥さんはちゃんと自分を認めてくれてるのに、俺は今まで奥さんに何をしてきたんだろう。何もできてないんじゃないかって思って。それから、家のこととか、気づかれない程度にやるようになったんです」

「気づかれないように？笑」と私。

「だって恥ずかしいじゃないですか笑」

今までは家事も育児も妻に任せきりだった彼が、ふとしたことで家庭のこと、妻のことを考え、余計な仕事を精査し、早く家に帰るようになり、育児や家事もやるようになったのです。

「いいことずくめですよ。早く帰ったら、疲れも取れるし、家族との時間も持てるし」

今時の20～30代の男性は元々共働き意識も高く、家事や育児も妻と一緒にやりたいという人が多いですが、40代となると、けっこうその価値観に個人差があります。

そんな中、仕事漬けだった40代の男性でも、価値観が変化するという実例を知って、少し嬉しく感じた出来事でした。