子どもと考えるSDGs:ベチャベチャごはんは嫌い
急にお米が切れたので、昨日ドラッグストアで手頃な値段のお米を買ってきました。
今夜、炊いて食べてみました。
「…少しお米、硬いね。安かったからかな?」
「そう? あ、少し水少なかったかも」と、娘。
うちは娘が炊飯係です。
「俺はこれくらいが好きかな」と夫。
「私も。ベチャベチャのごはんは嫌い」と娘。
「そんなベチャベチャになることある?」
「あるよ。給食のごはん、水がいっぱいついててベチャベチャ」
給食のごはんは、プラスチックの大きな箱に入れられて給食センターから届きます。
炊飯後、蓋がされると、湯気が水滴になって、学校に届く時にはベチャベチャになってしまうんでしょうね。
「昔は、おひつって言って、木の入れ物にごはんを入れたんだよ。そしたら木が適度に水分を吸ってくれるからベチャベチャにならないの」
「そっかぁ。昔はお弁当箱も木だったんだよね。昔はたくさん自然があったんだねぇ」
目標15には、森林の保護が大きく掲げられています。熱帯地域を中心に、世界中で森が減っているのです。
日本は国土の約3分の2が森林に覆われています。
民俗博物館などに行くと、家屋や家具、道具、いろんなものが木で作られていて、昔から森と共生し、木を使い育ててきた国なんだなぁと実感しますよね。
翻って今の私の家に、木でできたものってどれだけあるでしょう。
木のような見た目の合板だったり、木の模様の樹脂製の食器はあるけれど。
障子も襖もなく、自然に囲まれた感じは、しないかも。
日本が自然と共生してきたという文化は世界に誇れるものだと思うのですが、どうも私たちの普段の生活からは消え去りつつあるように思うのです。
娘に、おひつに入ったごはんを食べさせてあげたいな。
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