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横須賀色、凱旋!

 令和3年の時期、確か夏に…
 丁度今頃の時期だったのですが、しなの鉄道の115系・横須賀色が引退すると宣告されて記念の乗車や撮影をしに出向いた経験がありました。
 写真は妙高高原駅です。
 この駅から先は第三セクター、えちごトキめき鉄道の管轄となり信越本線として語られた時の栄華は静かに消えようとしています。
 さて…
 今回の記事内容。
 横須賀色復活の内容に関してですが、現在しなの鉄道が115系完全引退までの4年間に計画しているビッグプロジェクトの1つである
『プロジェクト115』
の1つによって成立が実現したものです。
 このプロジェクトに関連した発表で、現在は検査入場している115系の1編成を
『懐かしの横須賀色に戻す』
と発表しました。
 実際は『復刻』…というよりかは凱旋に近いニュアンスがあるような気がします。
 令和の時代にやっていた塗装がこうして戻ってくるのは、ある意味で奇跡というのか偶然というのか…
 様々な思いが交錯します。
 この横須賀色。
 『横須賀』…の文字があるからとして関西に住んでいる人には何の関係もないと思えばそれは間違いです。
 時は昭和の高度経済成長、大阪万博の時代へ遡ります。
 この時期に、大阪では万国博輸送で使用した113系を使用して関西地区に停車駅を特別に改良した列車『新快速』を設定します。
 その際に、はじめて新快速として京阪神の路線を走行したのがこの『横須賀色』の電車だったのです。
 そうした意味でも、この『横須賀色』の復活は偉大なるレジェンドの帰還をも示す事になります。
 検査出場が早くも楽しみになってきました。

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