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BASIC 第2回「チームビルディング」/イベントレポート

「SCS Startup School BASIC」とは?

SCS Startup Schoolは、STARTUP CITY SAPPORO(通称:SCS)が学生向けに開催する、起業を学ぶためのプログラムです。

「BASIC」は、スタートアップに興味を持ち、もう少し踏み込んだ内容を学びたい学生向けに、スタートアップのアイデアの作り方を中心に、実際に起業するにはどうしたら良いのかのハウツーを学ぶプログラムで、9月15日に第2回を実施しました!

講師紹介

今回講師としてお招きするのは、今年の春にLINEとの経営統合で話題となった、ヤフーを傘下に持つ"新生"Zホールディングスの投資部門・Z Venture Capital インベストメントマネージャーの松山 馨太さんです。

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松山馨太
Z Venture Capital インベストメントマネージャー
Code Republic 共同代表
ヤフー株式会社入社後、株式会社GYAOへ出向、ネットワーク推進室室長、広告開発部部長としてパートナーとの事業開発、広告プロダクトの開発に従事。その後、地域課題の解決を目的として起業、キュレーションメディアやC2Cサービスを開発、2018年10月よりYJキャピタル(現Z Venture Capital)に参画。East Venturesと共同で運営するアクセラレータープログラムCode Republicの共同代表として、シード期のスタートアップ支援に注力している。
Code Republicについて

第2回「チームビルディング」

チームビルディングとは考え方や価値観が異なるメンバーが一つのチームとなり、個々の能力を最大限に発揮しつつ一つのゴールを目指して進んでいくための組織づくりのことです。

第2回では、そんな起業にまつわるチームビルディングについて、さまざまな角度から学んでいきました。今回はそんなBASIC第2回の一部をご紹介します。

「起業には興味があるけど、仲間ってどうやって集めればいいんだろう」という方や「一緒に起業しようと考えている仲間がいるけど最近上手くいってない」という方にオススメの内容です。

いつからチームをつくるのがいいの?

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いつからチームをつくるか、1人で起業はアリなのか、さまざまな考え方がありますが、松山さんが普段接している起業家の方々は、アイデア構想段階から仲間を集めて一緒に事業考えていくケースが多いようです。

また、最初の仲間については、同級生やスタートアップコミュニティで出会った同世代の方とチーム作りをする場合が多いようです。

どのようなチームが必要か

しかし、チームをつくるにもどのような仲間・チームだと良いのでしょうか。この点について、松山さんは「PMFのために必要最低限のチーム」づくりをすすめています。

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PMFとは、仮説検証によりターゲットセグメントがプロダクトに対価を支払ってくれる状態のことです。なので、プロダクトを開発して検証できるメンバーが必要です。

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上のようにアイデアづくりからユーザーの獲得まで、自分には何ができて、何ができないのか、メンバーはなにができるのか、どの役割を担ってもらうのかを考えてチームづくりを行うことが必要になります。

どのように役割分担するか

では、チームを作ったあとにどのように役割分担をしていくのでしょうか。組織は時期によって規模が変わったり、それに合わせて役割が増えたりします。組織によってどのように規模の変化があり、役割が増えるかはそれぞれ違いがあります。

しかし、創業当初は役割を柔軟に変更していき、それぞれの仕事を補完し合うことが多いそうです。

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そうして事業が拡大し、社員数が増えていくと組織内の課題が生まれていくそうです。上は各時期における組織の壁を示したものです。

そして、それを解決していくのが「企業文化」だそうです。

企業文化はミッション・ビジョン・バリューにより構成されます。

ミッション・ビジョン・バリューを明文化していくことで、企業文化がつくられるのです。

また、こうした企業文化をつくっていくときに、どのような要素があれば組織のパフォーマンスが最大化されるかについて、下の6つ要素があるそうです。

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こうした企業文化のためには、ビジョン・ミッションの策定や役割の可視化の他にも、心理的安全性や信頼性のために、相互理解が必要だそうです。

どのように採用するか

いつ、どのようなチームをつくり、役割分担をするかについて学びましたが、では実際のチームメンバーを採用するためには、どのような方法があるのでしょうか。

松山さんは以下の4つの方法を挙げています。

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また、採用活動を行う上で大切なこととして、「採用できなくても顧客や支援者になってくれる可能性」があるので「丁寧に対応すること」「応援してくれる人をコミュニティ化すること」「自分より優秀な人にアタックすること」の3つを挙げています。

まとめ

ここまでで、いつ、どのようなチームをつくり、役割分担をするか、そして採用はどのように行うかを見てきました。ここでは紹介しきれませんが、他にも相互理解のためのフレームワークやたくさんの企業文化の例などを学びました!

当日来ていただいた受講者の皆さんも、チームビルディングについての質問や悩みをコメントで頂きありがとうございます。良い学びの機会になっていれば幸いです。

起業するうえでチームづくりに悩んでいる方は、ぜひこの内容を意識してチームづくりをしてみるといいかもしれないですね。

第3回 「プロダクト/サービスの仮説検証」

また、9月22日にBASIC第3回を開催します。テーマは「プロダクト/サービスの仮設検証」です。こちらお申し込みいただいた方に第1回と第2回の限定視聴用リンクをお送りしますので、前回の内容に追いつくことができます!また、前回を見ていなくても参加できる内容ですので、ぜひ皆さんお気軽にご覧ください!

詳細はこちら!

第3回「プロダクト/サービスの仮説検証」
9月22日(水) 19:00~20:00
起業して自分のプロダクト・サービスがビジネスとして成り立つまでには、さまざまな仮説検証が必要になります。この仮説検証を経ることで自分の考える事業アイデアの改善点を知ることができ、より起業した時にビジネスとして成功しやすくなります。新たに事業を起こしたいと考える方全般にオススメしたい内容です。

申し込み

BASICの参加申し込みについては、下記ページよりお申し込みください。(「START TALK」にご参加・お申し込みいただいた方も参加可能です。)
https://scs-startupschool-basic2021.peatix.com/

事前申し込み必須の限定イベントですので、お申し込みはお早めに!
参加方法(配信URL)などの詳細は、運営からお申し込みいただいたアドレスへメールでご連絡いたします。
直前になっても事務局からメールが届かないという方は、下記ホームページ、または公式SNSからお問い合わせください。

STARTUP CITY SAPPORO 公式HP(お問い合わせページ)
https://startup-city-sapporo.com/contact/
公式SNS
Twitter : https://twitter.com/startupschool_h
Instagram : https://www.instagram.com/scsstartupschool/

【運営】
主 催:STARTUP CITY SAPPORO事務局
共 催:総務省北海道総合通信局
協 力:Open Network Lab HOKKAIDO事務局、Code Republic、
    日本政策金融公庫、NoMaps実行委員会、MAKERS UNIVERSITY、
    札幌・北海道スタートアップ・エコシステム推進協議会

STARTUP CITY SAPPOROとは
札幌・北海道から世界を変えるスタートアップの事業成長を支援することをミッションに札幌市を中心に2019年に始動したスタートアップの発掘・支援プロジェクト。シード(創業期)のスタートアップから拡大フェーズのスタートアップまで多彩なプロジェクトを展開。国内外のスタートアップが参加できる道内12自治体連携の行政オープンプロジェクトも実施しています。

【本件に対するお問い合わせ】
STARTUP CITY SAPPORO 事務局
info@startup-city-sapporo.com
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