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真似が一番成長する。

書道で手本があって、それを書き写す中で字がうまく、そして表現力が身につくように、どんなことでも「真似をすること」が成長のはじまり。でも、殆どの場合、プライドや見栄が邪魔して、中途半端な真似しかしないから、成長が鈍化する。

1、今年一年「真似」しましたか?

1年を振り返って、何をやったかなんてレビューするにも、日々の記録がなければちゃんと客観的に反省なんてできないもの。農家であれば、農業日誌、ビジネスパーソンであればビジネス手帳。毎日どんなことをしたかを記録することで、反省や改善ができる。記録って本当大事です。

でも、そんな記録も十分でないなら、頭の中を思い返して、「誰かの真似ができてたか」振り返ってみましょう。

あの人のココがよかったな、とか。

あの商品のこういう表現が秀逸だったな、とか。

お礼の仕方もああいうのがいいような、とか。

日々過ごす中で、気持ちいいこと、嬉しいこと、喜ばせることなど、人間が社会で生きている中で、人とふれあい、そのときに「これはいい!」と思ったことがあったはず。

人生はそれを真似て、取り入れていくだけで成長ができるものです。

もし、具体的に人や行動が頭に浮かばなかったら、きっと中途半端にカタチだけとか、一部しか真似ができなかったことでしょう。

よくあるのは、それが「嫌いな人」や「嫌な上司」だったり、そういうプライドが邪魔して「そのままは受け入れたくない」という心の奥底の傲慢さがむくむく出てきたとき。

何か「真似すること」が「相手に従うこと」のように感じて、カッコつけてしまうのです。でもそれは一番よくない。

真似るときは徹底して真似る。徹頭徹尾真似する。それを続けてみる。そうして続けた先に、真似してもまだ改善できることや、もっとよくできるところが見つかる。そこを実行することこそが「自分らしさ」になるのです。

まずは「真似すること」が、成長の土台となり、その上に「自分としての伸びしろ」ができるのですから、余計なプライドや見栄などすてて、素直にやってみてほしいものです。

2、模範となる人になろう。

あの人より上か、下か。勝つか負けるかなど、対等な関係のなかで、成長を目指していたのでは、どんぐりの背比べと同じ。それよりも、自分のペースや能力に応じて、一直線に上り詰めていくことが重要です。

だから、今「すぐに」できているよりも、「全力であるか」のほうが大切ですし、そうした言動を日々行う中で、あなた自身のことを「いいな」と思ってくれる人が増えることこそが、成長の証の裏返しであり、また正しい道を進んでいることの証左。

人生何においても「あの人みたいになりたい」と言われるようになることが、あこがれと尊敬と、あなた自身が「自分らしく」いられる地位と場所をもたらしてくれます。

いつまでも過去に固執せず、新しいことに挑戦する。

間違っていたことがあれば、正しいことをすぐ取り入れる。

やり続けてこそ、見える世界と自分らしさがある。

成長は「競争」ではなく「共創」の中から生まれる。

たとえ、あなたのことを真似するひとが出てきても、不安にならないでください。怒らないでください。嫉妬しないでください。

あなたの仕事ぶりが素敵だから、真似されたのであって、あなた自身が正しかったということを証明してくれたのですから。

あなたは、さらにもっと先へ、上へ、高みを目指してすすめばいいのですから。

3、堂々と「真似」に応えよう。

真似される。それは嫉妬よりも、自分にファンが付いたようなもの。どうか、焦らずじっくり、人生をという山を登り続けて欲しい。仕事という使命を果たし続けて欲しい。

そうした、先に、次の世代が続いて、この地球で人類が生き続けているのですから。

来年も「真似するひと」を見つけましょう。

「真似される」人になりましょう。

ますます成長しましょう。みなさんとともに、一緒に、まっすぐ前に…。

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