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特別な1年は、今日の積み重ね。

年末年始を迎え、干支の節目に「さあ、来年こそは」と決意を新たにしている人も多いハズ。でも、この1日=24時間は、大晦日であろうが、元旦だろうが、なにもない1日だろうが、同じ24時間。やることは同じ。「大切な時間を過ごすこと」です。

1,太陽というペースメーカー

今年最後の日。東京はくもり空でスタートしました。この1年、多くの人が、この空のくすんだ、光もないような状況で、我慢や自粛をしてきたことでしょう。先行きに不安を持った人や、絶望した人もきっといたはず。

それでも、なんとか自分のやれることをやり、乗り越えようとしてきた。生物学的には、生き続けるということは、生存競争に残っているということ。何かを成し遂げなくとも、今日1日を無事生きられたのは、素晴らしいことです。たとえ、何か特別なことがなくても…。

そして、どんないいことも、悪いことも、楽しいことも、悲しいことがあっても、私達の頭上には、東の空から上がる太陽が、日中は頭上から照りつけ、夕方には地平線に消えていく。其の繰り返しを365回続けているのです。

大晦日の夕方。奇跡的に雲間に太陽が顔をのぞかせ、きれいな夕日を見せてくれました。そのとき、ふと思いました。

「今年も、ずっとみまもってくれてありがとう」と。

だから、どんなことが目の前に起こって、ずっと変わらず、見守り続けてくれる太陽という存在を意識することで、ブレることや恐れることも、少しはなくなるのかもしれません。だって、いつもいてくれるのですから。

2、1年がすごいのは、1日がすごいから

「この1年」という単位は、振り返るのにはちょうどいい期間の幅なのかもしれません。でも、365日から構成された1日1日の積み重ねが1年をつくるのであり、1日たりとも過不足はないのです。

今日1日を一生懸命。少し心が折れそうになっても、それでも向かい合い、立ち向かい、ときに休みながら、それでも進んでいく。

一直線ではないかもしれません。ちょっと逃げることや、自分に嘘をつくこともあるかも。それでもいい。1日をがんばれたことが、2日になり、3日になり、1週間、1ヶ月と長くつづいていくのです。

だから、完璧な1日を過ごそうと考えないでください。1日の中に、隠しごとや逃げること、人間だって完璧じゃない。弱いときもあっていいけど、毎日必ず「やり遂げる時間」を365日の中に作ってください。

大切な1日24時間のうちの、たった1分でもいい。365日つづくことに、大きな価値と、やり遂げたときの「自信」が生まれるのです。

3、季節のはじめはよーいドン

1年のはじまりや、月の初め。週のはじまりなど、1年の中には、自分以外で暦や行事で決められた「節目」があります。

途中くじけてしまったり、挫折してもしい。なんどでも、社会では「よーいドン」できる機会がたくさんあります。

三日坊主なら、次は4日坊主になればいい。そんな亀のような歩みでも、やり続ければ見える景色が必ずある。

大晦日の翌日は、新しい年の始まり。三が日は寝正月とスタートから休まず、ちょっとのことから3日間、何かをはじめてみましょう。きっとその何かが、自分自身を変え、自らを信じることのできる裏付けとなっていくでしょうから。

人生はいつだってリスタートできる。それが、季節の節目というやつです。

さ、明日からまたやりましょう。自分っていうやつを信じて。それこそが「自信」なのですから。

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