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「リアルワールド」読んだ感想


僕は小説や新書などを買う時に中身を見ないで、タイトルやジャケ写だけで買うことがあります。


この本もその一つで、私が住んでいる田舎には1軒だけ本屋さんがあるので、そこで購入しています。


正直、新書や自分の興味のある分野の本などはよく読むのですが、小説はあまり読むほうではありません。


しかし、最近は映画やアニメばかり見ていて読解力、想像力などが衰えている気がしてならず、小説も読むことにしたのです。


そんなこんなで買ったこの本ですが、結論から言うと、面白かったです!


大体の小説が一人称で主人公の視点で物事を観察していくと思いますが、この小説は主な登場人物が5人いて、章が切り変わるごとに別の視点から楽しむことができます。


普通の小説だと主人公一人の心情しかはっきりわからないところが、全員の心情が分かるので、「だからあんなことしたんだ!」という驚きを味わうことができて、得した気分です。


内容としては、近所に住んでいる男子高校生ミミズが自分の母親を殺し、隣に住んでいるトシちゃん、その友達のテラウチ、ユウザン、キラリンの4人を次々に巻き込んでいくというお話ですが、1人1人のキャラ設定が濃くてすごく感情移入出来ました。


最後の結末には少し驚きましたが、あっという間に読み終えてしまうくらい面白かったので、是非おすすめしたい作品です。


自分だったらこういう結末にするなーという見方をしながら読んでいっても面白いと思います。




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