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FIFAが女子サッカー選手の産休に関する新ルールを検討中

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先日、WEリーグから「女子プロサッカー選手の契約、登録及び移籍に関する規則」が発表されました。そこで注目が集まったのが、「5.女性特有の事情(妊娠・出産)への配慮」の項目です

5.女性特有の事情(妊娠・出産)への配慮
妊娠又は出産等のために活動を中断した選手が活動を再開する場合は、登録ウインドー外においても登録可能。また、選手登録できるプロA選手は25名以内としているが、妊娠もしくは出産等のために年度中の活動を中断した選手は、その年度は「25名枠」の対象外とする。

この件について書かれた記事がいくつか出ていました。

そんなタイムリーなタイミングで、FIFAの専門家委員会が女子サッカー選手の産休について新しいルールを設けることを決定し、12月のFIFAの総会で正式決定を待っているとのことです。(参考は以下の記事から)

新しいルールには以下のことが含まれているようです。

・14週間以上の産休の義務化。その間2/3の給与を保証する。
・選手がクラブに戻ってくるときは必ず選手登録をし、メディカルサポートと身体的なサポートを提供すること

また、FIFAの専門家委員会は女性コーチを保護する決定したと報告しています。

FIFAの会長は2019年のフランス女子サッカーワールドカップを経て、女子サッカーは新しいステージに入っていると述べています。

どんな女子サッカー選手でも妊娠によって不利益を被ってはならない。そのため、サッカー界で女性の就労を保護しなければならない。この決定がサッカー界の女性に対する新しいミニマムスタンダードになるとのことです。

FIFAがこのような決定をするタイミングで日本もWEリーグが先陣を切って開拓しているのが嬉しいです。

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