無駄にならない読書法 〜積読を解消しよう〜
医療や福祉のケアに従事する人々は、学ぶ意欲が高いと感じています。皆さん、専門書や専門雑誌を年に数冊購入することが割りと多いような印象を持っています。中には、専門誌を毎年購読している方々もいますね。
学術集会でも、専門書の販売コーナーが設けられており、中には10冊以上の本を購入する人もいます。最低限でも1冊は購入して帰る人が多いと思います。
ただし、次のような声もよく耳にします。
本を買ったはいいけれども、読めていない。
どんどん読んでいない本が積まれていく。
読もうと思って買ったのにな…。
そう…積読です。
心当たりある人は多いのではないでしょうか?
少し前までは、私も積読マンでした。読もうと思って、買った本が1年読んでいないなんてのは、珍しくなかったです。
でも、読み方を変えてから、少なくても週に1冊、多いときで週に2〜3冊は読みます。今日は、その積読をなくせる「無駄にならない読書術」について記事を書きたいと思います。
今回の記事を書く時に参考にした書籍はこちらです。
準備
まず最初に読む時間を決めます。これは何時から何時までということでもいいし、1日30分などで区切ってもいいです。その時間は短くてもいいので、実現可能な時間を設定してもらえればと思います。
次にノートと書くもの(鉛筆、ボールペンなど)を準備します。
読み始めは「まえがき」「あとがき」から
読みたい本の「前書き」「あとがき」を読みます。
すると、その本の概要が理解できると思います。
何について、どんなことが書いているのかということです。
その概要を確認したあとざっと目次を見て、ざっくりと内容を把握します。
ノートに何を書く?
ノートを見開きで開いてもらい、上の方にその本から何を学びたいのか?クエスチョンを書きます。
例:下記の横綱本だったら、「どのように精神疾患をもつ人に対応すればいいのか?」
小説やエンタメの本だったら、そんなことする必要はないのですが、専門書やビジネス書などの勉強系の本ですよね。それは知識として蓄えておきたいので、この本から何を学ぶのかということの問いを立てるわけです。
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