ハマった沼を語らせて -ロードバイクにハマり約2年 淡路島一周を達成
先日、ロードバイクにハマったときのエピソードを書きました。
今回は、そのロードにハマって2年経過した「今の話」です。
先日、初のアワイチを完走しました。
まず、アワイチって何?
…ですよね。
アワイチというのは、兵庫県、淡路島、一周のことです。約150kmあります。
私自身の最長ライドになります。
ロードバイクやってない人からすると
「そんな走って、大丈夫なん?」
「すごいね〜」
「島一周は体力あるね〜」
なんて思われるかもしれません。
でもロードバイク乗りにとってのアワイチ初トライは、初心者を脱して、やや中級者に入るかな〜どうかな〜、という位置づけです。
でも完走する自信だけはありました。
(根拠のない自信…)
ここ最近は、寒さに負けて朝練はサボってます。だから超運動不足。
そんな身体を朝の4時30分に目覚めさせ、このアワイチで一気に解消しようというわけです!
一緒にライドするのは、同僚A、同僚B、同僚Bの奥さん、妻です。
スタート地点に到着。
朝は少し肌寒かったのですが、この日は10℃までは気温が上がる見込み。
駐車場でワイワイガヤガヤ、ロードバイクを組み立てます。
組み立てが終わり、一息ついたの束の間。
早速、出発します。
二月下旬でしたので、日の入りも早いのです。
日が暮れる前に走り切らなきゃ、真っ暗な中、走ることになります。
初心者にとっては、それは危険ですので、早め早めのスタートということです。
走り始めて、1時間ほどで1回目の休憩。
コンビニに寄ります。
そこでトイレを済ませたあと、同僚Aと同僚Bが補給食について話をしています。
補給食とは、下の写真にあるような食べ物で、エネルギー変換が早いものです。たんぱく質豊富なものから、疲れを癒すアミノ酸まで、色々あります。
同僚A、Bの会話は以下です。
同僚A「補給食は持ってきたの?」
同僚B「一本だけ…」
同僚A「えっ⁉︎一本?」
同僚B「足りんかな?」
同僚A「アワイチ舐めんな!」
それを聞いた私も心の中で
「………俺も一本だけ…」
はい……
ということで、急いで同僚Bと3本買い足しました。
気を取り直して、ライド再開。
50kmを2時間半、まずまずのペースです。
壮大な景色。
奈良にはない海沿い。
(実は奈良は海がないんです。知ってるか…)
すべてが満喫!
いつもは走っているときにお腹が減ることは滅多にないのですが、めちゃくちゃお腹が減ります。
いつもよりも、ちゃんと食べているのにお腹が減るんです。
何でこんなに減るのか?
これは同僚Aから教えてもらったのですが、私はいつもは山道ばかりなので、坂道が主なんですよね(家の周りが山ばかりだからね…)。
だから、そんなに距離を走ってないし、走れないわけです。
通常、距離を走るとお腹が減るもの。
なるほど〜
今回、学んだことです。
しかも淡路島は信号がめちゃ少ないので、こぎっぱなしです。すると、その分、お腹も減るのも早いですよね。
補給食、買い足してよかった!
ありがとう!同僚A、B!
特に生贄になってくれた同僚B!
サンキュー!
まぁ、アワイチを舐めてたわけではないけど、結果的に舐めてたと言わざるを得ない…
補給食一本でいけるッショ!
そんな軽いノリでした。
超お腹が減るので、本当は補給食ではなく、淡路島の海の幸、山の幸で、昼食3回ほど食べたい気持ちでした。
補給食で空腹を満たす。
エネルギーチャージする。
普段、そんなことないですからね。
でも、ロードのときは、それが嫌だとは思わない。だから沼に足が半分は入っている状態かもしれません…
今回は完走が目的!
だから休憩時間も短めに走ります。
何度も言うように、日が暮れるまでに走り切りたいですからね〜。
そんな道中、20年以上前に探偵ナイトスクープで取り上げられた「パラダイス」がありました。
以前、訪れたときは営業していなかったのですが、看板が少しリニューアルされ、営業されていました。
観光バスも訪れています。
寄りたい思いを堪えて、写真だけパシャリ。
なんせ日が暮れるまでに…
パラダイス。YouTubeでもいくつか動画が上がっていますので
興味のある方は、ぜひ!
そして、13時頃、念願のお昼!
このスポットには足湯もあります。
冷えた足を湯に浸したい!
でも早く出発しなければ日が沈む。
だから足湯なしで、昼飯優先!
苦渋の決断です。
そして、昼飯のチョイスです。
海鮮にしようか…しらす丼にしようか…
迷いましたが、疲れた時は肉っしょ!
良質のアミノ酸、タンパク質をとりましょ!
お腹を満たしたところで、ライド再開。
所々、何キロ走ったかの看板があります。
半分のところまでいったところにも、こんな感じで看板が上がっていました。
これがモチベを上げてくれます!
半分走ったけど、まだまだ脚は大丈夫!
体力もある。
でもお尻の下あたりの筋肉が痛い…
そこからは走る→休憩→走る→休憩→…
の繰り返し。
壮大!絶景!
と思っていた景色も、繰り返しとなると感動も薄れます。
もちろん海の色や山の景色は違うけど、ずーっとループしている感じ。
少し街中→ちょっとした坂→下って海岸沿い
この繰り返しです。
感受性の低い私は、途中から景色よりも、ペダリングに集中していました。
またこの日は風が強かった。
(向かい風)
どれだけ強いか?
ノボリの旗が外れそうな勢いで、何書いているのかがわからないレベルに巻き上がっている。
その風を受けながら走り続けること100km。
それを過ぎたあたりから、お尻の下の筋肉が、プルプルでやばい…。
他は大丈夫だけど、そこだけヤバイ…。
そんなタイミングで同僚Aからの助言がありました。
「ケイデンスを80にしたらいいっすよ」
ケイデンスとは、ペダルの回転数です。
なぬっ⁉︎
強風にあおられて頑張っても60〜70回転でしか走れんのに?
その思いを察した同僚Aは
「ギア、軽くしたらいいっすよ〜」
フムフム…。
超軽めのギアに切り替えてケイデンス80回転に合わせます。
すると…
超楽やん〜
お尻の筋肉プルプルもないやん〜
何これ〜
午前中よりもパフォーマンス上がっとらんか?
そんな感覚になりました!
これは、後日、ペダリングを配信されているYouTuberさんの動画から学んだことですが、ペダルは引き上げるときに力が最小限であれば、遠心力で踏む力が必要ない。
踏むと色んな筋肉使うから踏まないペダリングが結果的に早くて効率も良くなる。
ペダルが12時のところで(上肢点というらしい)、一瞬力を入れるが、それは階段を登る時のトントンと、歩く感じをイメージとのこと。
あとは余計な力を抜くことを習得すれば、遠心力でペダルは廻るということ。
なるほど!
理にかなっている。
でも淡路島では、そんな理屈はあとです。
とにかく完走!
平坦の強風…
18kmほどしか出ず…
(通常は30〜35km)
でも、一歩一歩前に進む!
最後、海岸沿い一直線!
ここの風が半端なくキツイ。
夕方だからか?
波がしぶきをあげていたので、明らかに午前中よりもキツイ。
ギアを重くすると脚が上がらないので、一番軽くしてようやく15kmほどのスピード。
正直、寒いし、スピードもでない。
約1時間ほど、その状態でペダルを廻し続けます。
そして、ようやくゴール!
やり切った感があった。
ケイデンス80キープに救われた。
アワイチ、走り切ったぞ〜!
ベテランからしたら当たり前のように走れるコースです。でも初心者から中級者に移行する者にとっては、大きな達成感!
ゴールしてから、ふと思ったことがあります。
それは常に向かい風だったこと。
不思議に感じました。
通常、向かい風のあとは追い風があります。
でも追い風が全然なかった…
なんでやねん!
って、風に突っ込みたくなります。
あとで聞いたのですが、淡路島は六甲からの風が流れてくるので、北西から吹く風は、全部向かい風になるらしい。
これぞ、六甲おろしか…
だから最初はすこーし追い風だったかも、とのこと。
全く気づかないレベルの追い風だったが…
まぁ、なんにせよアワイチ完走できて良かった!
自己肯定感も爆上がり!
ライドを共にしてくれた同僚A、B、Bの奥様、妻に感謝です!
一人では完走しきれなかった。
助言を受け、皆んながいたから頑張れた!
そんな感謝の思いでいっぱいのアワイチライドでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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