ゴードン＆マクファイル スキャパ 2005 15年 - GORDON&MACPHAIL SCAPA 2005 15Y 55.4%

ここは読み飛ばすセクション

どうも僕です。相変わらずトロピカルとは何ぞやとか、転売とは何ぞやとか、ジャパニーズウイスキーとは何ぞや、とか定義をして、認識を共有して、合意して、と界隈のToDoリストは消えては増え、増えては消え、そしてその激論を交わす○○主義者の横で、そんなのどうでもいいじゃん論者が発生し、さらにはYesともNoとも言わない思わせぶりな魔性でビッチな傍観者も、、、

そうそれはまるで例の流行病議論と酷似！そう、今ここに高らかに定義しよう！そのみんな違ってみんな良い状態こそが、かの有名でないすこっつの提唱する「コーヴィッドナインティーンの法則」！！憎むべきはウイルス！飲むべきはウイスキー！さぁ！皆のもの！勇気を出して叫ぶのです！

「あ、すいません、チェイサーください」と。

今夜もすこっつだけお付き合いください🥃

本日のドラム

今夜は、GMのコニサーズチョイスシリーズより
「スキャパ2005 15年」をテイスティングしていきます。

GM
アイランズ
スキャパ 15年（2005-2020）
ファーストフィルバーボンバレル
55.4%

みんな大好きスキャパですね。はい、これデジャヴュ的ですよね。何がデジャヴュか分からない人のために一応言っときますと、昨年秋頃、GMからスキャパ2005年蒸留15年熟成カスクNo480で55.5%っつーのがリリースされてまして、それは以前僕もテイスティングノートをアップしたんですね。

そうこうしてたら日本限定でJIS向けGMスキャパ2005年蒸留15年熟成カスクNo481で56.2%っつーシスターカスクと言って差し支えないボトルがリリースされました。迷うなセクシーなのキュートなのどっちが好きなの？と言っていたら年明けた年始になんとGMスキャパ2005年蒸留15年熟成カスクNo479で55.4%っつーのがリリースされてきてもう、なんつーか、だんご3兄弟状態、シスターカスクだと思ったらトリプルブラザーズカスク？みたいなことになってて、これはもうGMからの挑戦状やー！と思って軽い気持ちで手を出しました。はい。

例によってラベルにPassion Fruitsとありますね。Mangoもありますね。以前のシスターカスクではTropical Fruitsとありましたが今回も怪しいですね。挑戦状ですね。身をもって検証していきます。

ってことで、スランジバー🥃

テイスティングコメント

Nose：麦、ココナッツオイル、アプリコット、ハーブ、子供向けシロップ、杏仁豆腐、奥から熟してないパッションフルーツ

Palate：アプリコットキャンディ、子供向けシロップ、ハーブ、アーモンド

香りは最初は麦、柑橘主体、徐々にアプリコットやシロップ系の熟した甘味が出てくる、徐々に硬さが取れてきて奥から青さのあるパッションフルーツも感じられる

味も最初は硬くてフルーツよりもスパイシーさやハーブが目立ったが、オーキーさは心地よいバランスで、徐々に香り同様のアプリコットキャンディや子供向けシロップの甘さが出てくる

<55.5%シスターカスクとの比較>

Nose：55.5%の方は子供向けシロップとハーブっぽさがあるややベタっとした甘さが主体なのに対して、55.4は同じ方向の香りもありつつも、より熟したアプリコット、熟し切っていないパッションフルーツ感などが奥に感じられ、フルーティーさとのバランスが良い

Palate：共にオーキーさやナッティなニュアンスを感じられつつ、香りとは裏腹に55.5%の方は比較的ライトな甘味であるのに対して、55.4%の方がより強めの甘味、リッチで厚みのある味わいに感じます

総評

「かなり美味しい」

まず、総じて良い出来だと思います。度数なりにスパイシーさもありますが、ネガティブな要素はなく、個人的にはポジティブなアプリコットキャンディや甘味＋ハーバルな子供向けシロップのような香味が主体で美味しいです。

また、パッションフルーツと記載するには憚られる程度の青みがかったパッションフルーツは感じられ、シスターカスクと比較して、こちらの方が僕は好きだし美味しいと思いました。

ちなみにシスターカスクのJIS向けスキャパ56.2%の方も飲みましたが、方向性は同じ方向で、少々55.4%や55.5%の方が度数が落ち着いているせいか、シロッピーな甘味が強く出ているかなという印象です。

※評価基準はコチラ

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