オンライン配信four by fourからリアルイベントerrorz-seQuence.
2020年6月に行われたオンライン配信イベント
four by fourから、実際に仙台、京都を行き来して感じた事をsintaro fujita、Morizo、6969の3人で振り返りながら今後の展望も交え話しました。
four by fourを開催するきっかけ
6969(以下6): まずfour by fourを開催するきっかけは何だった?
sintaro fujita(以下S): きっかけは僕が京都でやっているsoOっていうコレクティブがあるんですけど、それのlaunch partyをやろうってなったんですよ。実際それを配信のみでやってみて配信でここまで出来るんだって思ってて、それをたまたま名古屋のNEISHI君が見てくれていて何かきっかけあって僕がNEISHI君にメッセージを送ったんですよ。こういう状況なんで一緒にやりましょう的な、それを東京のタカギノゾミさんにも伝えてせっかくだから遠い所の人とも繋がろうっていう事で仙台のMorizo君にも話をして、そこから始動した感じですね。
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Morizo(以下M): そうですね、僕はその時タカギさんとしか知り合いではなくて、この企画を通して初めてNEISHIさんとfujitaさんとお話させていただいた感じですね。
S: 話が決まってからはめちゃくちゃ早く色々固まっていった印象は覚えてますね、本当に早かったよね?
M: 確かに早かったですね。
S: 中身もこだわりながら4人で役割分担も出来ていて、みんな同じ方向を向いていたので各々の仕事が早かったですね。
M: 最初の緊急事態宣言とかもあっていよいよ、現場での活動が厳しくなっていく中で、危機感が各都市にあってその中でやれる事をやろうっていうのが一致していたのかなって思いました。
今LINEの履歴見ていたんですけど、four by fourの運営が立ち上がったのが2020.05.18ですね(配信初日が2020.06.12)振り返ると1ヶ月ないくらいで作ったんですね。
ここから企画内容話すとこから始まって、出演者のオファーがあってラインナップ決定して、多分fujitaさんは京都の内容だけではなく全体のメインビジュアルとかも含め全体設計を組んだりしてて。
S: 全員動きが早くて頼んだ物もすぐあがってきて、とにかくマンパワー凄いなって感じました。全体といっても僕自身はLINEしただけですもんね(笑)LINE送ったらそれへのアンサーがめっちゃ早くて、それで納得いくクオリティのものがあがってきてって感じでした。やった事ない事をやっているのに最初の4人から色んな人を巻き込めてやっていったので、途中で何をしていいかわからないっていう状況になる人がいなくて、組織として良いものが出来たなと思いました。
オンライン配信を経験してみて
M: 僕はやっぱり今まで知らなかった各地のDJやVJを知れて、この企画きっかけで色んな配信方法や表現を見れたっていうのが大きいですね。
S: そうですね、1番のやって良かったとこってそこですね、Morizo君然り6969さん然り。
っていうか僕は本当そこだけですかね、各都市繋がれたのは僕の中でそれ以外ないと言っても過言ではないくらい大きいですね。
M: 難しかったとこは何かありますか? 仙台で言うと1ヶ月という期日は決まっていたんですけど、収録スケジュールが合わなかったり、1度収録したものが上手く録れてなかったりとかがあって5月後半とかは結構忙しかったですね。
S: 京都だと編集で難しかったとこが若干あったんですけど、それ以外だと全都市共通だと思うんですけど、これをやった上でのお金の出方がやっぱり難しかったですね。
6: なるほど、仙台だと文化助成の援助があったりしたから少し違うかもね。
S: 仙台は助成あったんですね、京都は助成金とかは無くて開催したメトロに箱代は最終的に甘える形になってやっぱりお金の生み出した方は難しいなと思いましたね。
6: 自分的には企画の方に入っていなかったけど、1日目の仙台の回でのDJとDJが入れ替わるとこのミックスを作ったりしてて、他の都市とかはどうやるんだろう?って探り探りやったとこはあったかな。編集してくれたGIN君とか入れ替え時BPM少し動くから大変だろうなぁって思った。あとはネットで幅広く見てもらえるっていう強みをどう使っていくか?っていうのは課題になっていったと思う。そこからマネタイズをどうしていくか?とか次やれるならクリアしたい課題ですよね。
S: ちょうどあの時期から配信と映像ってセットになってきて、poter robinsonが配信をやっていてそれを見たりasiaの配信なんかを見てそこからですかね、配信ってあのレベルじゃないとダメだなって京都のチームで話になって、特に配信なんかはインターネットカルチャーなのでそれをずっと続けてきた人達にはどうやっても太刀打ちできないってなり、京都はfour by four以降は配信をあまりやらなくなっていきましたね。
M: 仙台だと配信と一緒にパーティーもやるっていうのが多かったですね。
S: それが本当は1番良いんですよね。
M: ちょっと箱には来づらいけどパーティーは気になるみたいな人に向けてやってましたね。
6: 少し戻るけど、マネタイズとして箱へのドネーションとかも最初はあったりしたんだろうけど、やっぱり続けてやると減ってきてどこかでやる意味ないなって思っちゃうとこがあるんだろうね。意味ないって思ったらいつまで続くかわからない状況では何も出来なくなっちゃうからね。
M: そうですね、昨年の緊急事態宣言の時とかはドネーションがドネーションとしての意味があったんですけど、だんだん危機が日常になってしまってここから大変な状況続いてるとしてもちょっと難しい状況ですよね。長期化し過ぎて危機が危機として伝わりづらいってのがありますよね。
配信を経ての変化
S: fourby four以降何か活動変わったとか意識的な部分です変わったとこはありますか?
M: 配信とかのノウハウが身に付いたのもあって6969さんと一緒に2回くらい配信とパーティーを兼ねて開催しましたね。それもfour by fourに出演したHairi Okuさんを呼んで撮影させてもらったり。今年もまた何かやれたらと考えています。fujitaさんにも仙台に来ていただいてリアルの繋がりが出来たっていうのが大きいなって。
S: 京都だと配信出来る人が決まっていて、その人の負担が大きくてメトロの藤原とかがメトロ以外にも駆り出されて大変そうな所は見ましたね。
M: 仙台は自分達で配信している人達が増えましたね、それこそfour by four以降配信の方法を教えたりとかもありましたね。
6: 個人的に自分はこういう企画はオンラインだけで終わってしまうのをいくつか見てきてたので折角だし終わらせたくないってのが強くて、イベントやれるタイミングでHairiさんやfujita君を呼んでリアルな繋がりを作りたかったのがあるかな。もちろんその他の都市の人とも会いたいし。
S: 確かに、それを実現しているのは仙台ですよね。バイタリティ高いなって思います。
6: 街を使える時間が東京、名古屋、京都に比べると多かったからね。今はまん防とか出てしまっているけど昨年は他の都市に比べて緊急事態宣言の期間がそこまで長くなかったってのがあるかな。
オンラインからリアルイベント
M: お二人に聞きたいんですが、お互いが仙台京都を行き来したのを踏まえて、どのタイミングで一緒にやりたいって感じましたか?
S: 僕は京都担当でleftfieldな音楽の回だったんですけど、京都の回はプレイリストを共有したんですけどそのプレイリストを見てからですね。知っているトラックも多かったり、実際仙台に行った時6969さんと話してみて好きなレーベルとかも近くてテンションとかも似てて。京都でそういうシーンでDJすると50/50で、以前Gqomとか4つ打ち以外かけまくった日があったんですけどの一気にお客さんが引いてっていう経験をしたんですけど、それでもやっぱり好きな音楽をプレイする人で固めたいっていうのがあって4月もDubbyMapleさん、Takabunさん、6969さんを招いたパーティーを開催しましたね。そこにいく経緯はやっぱり最初のプレイリスト共有からでしたね。
M: 6969さん的にはどのタイミングとかありますか?
6: 配信のプレイ動画見てなるほどって思ったっすね、背も高いし。あとは単純に京都メトロの回に出演してその日のレスポンスがあったからっていうのもありました。そういうの出来る街の人なら呼んでも間違いないなって感じました。ちょっと最初の方に通ずるんだけど、実際東京以外の都市でも京都にも名古屋にもこういう曲かける人いるんだってなったのも良かったしね。だから京都メトロ回のリアルイベントやれるってのが1番かな。
これからの活動の方向性
S: 今は京都だと動ける箱動けない箱が分かれちゃって、なかなか動けなく活動が制限されてる中で自分の居場所は考えるようになりました、僕は制作もやっているので制作を踏まえた活動をしていきたいですね。前はパーティーを多くやっていたんですけど、それを減らしてもう少し個人として強めていってリリースとかを重ねていく時期かなって思っています。仙台とかはどうですか?
M: 営業が20時までなので、昼の時間でもやれる事を考えていたりまた文化助成があれば何か配信を作ってみたりとか考えています。その中でリアルなイベントがやれる様になって箱側に還元出来るのも考えていきたいですね。
6: 自分はそこまで何か考えてるわけじゃなくて、もっとヤバい音楽見つけたいですね。いい配信とかが出来れば住んでる場所とか関係無くなっていくし。その中でも名古屋のujさんとかは色々動いていて凄いなって思うね。
S: ゲストとかも様々でおもしろいですよね、先日ujさん京都に来ていただいて話した時に言ってましたね、配信とかではなくデイのパーティーとかでって。
仙台、京都のお互いのイメージ
6: 仙台に来てみてどうでした?パーティー関係なく街の感じとかでも良いし。
S: 仙台は道が広いし商店街がバカ長いですね(笑)パーティーでいうとerrorzで行った時思ったのが音楽好きな人が多いなって感じましたね、知り合いとかじゃなさそうな人がフラッと来て踊って帰っていく人が来ててそういう人がいるのも良いなって思いましたね。もちろん京都にもいると思うんですけど、外に出る人は少ないかもしれないですね。仙台のドライ感とかが良いなって強く感じました。ずんだシェイク美味しいし。
6: あー、そう考えると無い物ねだりなのかもだけどだいたい同じ事を京都に感じてたね。あとは仙台だとTrapとか流れるパーティーにいそうな感じのファッションの若い子達がelectronic musicのパーティー遊び来たりしててそれは強烈にイメージあるね。あとはメトロの立地とか含めてカルチャーと街が近いのかなって思ったね。
S: せっかくできた繋がりなので今後も引き続きオンラインやオフライン両方何かやっていきたいですね。
6: みんなで歩きたいね木屋、あと天使突抜。
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