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分かった気になりたかったマンガ感想【さよなら絵梨/藤本タツキ】

4月中は無料で公開しているみたいなので、ぜひ読んでみて下さい。
読切ですが、200ページ超の大作なので読み応えは十分だと思います。

B級映画のマンガでした。
B級らしさというのは、アングル・構図について

  • 人物の視点や両方が並んだ定点カメラ

  • 登場人物が撮影している設定での手振れ

  • マンガらしさの無いコマ割り

だったところと、爆発シーンからそう感じました。

この記事は、『書いてるうちになんか発見があるかも』という甘い幻想で描き始められ、『結局なんも分からんかった』という結論です。
時間は有限ですので、ブラウザバックどうぞ。


面白かった

ファンタジーをひとつまみ

作中でのキーワードです。
タツキ先生らしい世界観の鮮明さとか解像度の高さが凄く良かったです。
作中のセリフの『どこまでが事実か創作か分からない所も私には良い混乱だった』がよく示していると思います。

藤本タツキ「さよなら絵梨」(少年ジャンプ+、集英社)51頁。

今回のキーワード『ファンタジーをひとつまみ』もそこに上手くハマってたと思います。
というのも、ファンタジーだと明示される設定が作中にある分、それ以外の設定がリアルに見えました。解像度の高さに繋がっていたと思います。

さらに、絵梨が吸血鬼だったのも良かったです。
一番のファンタジー設定が(作中では)事実になる展開で、これも他の設定に現実味が増していると思います。

そういうシナジーがあって流石の一言。


なんか読み込んで調べれば勉強になりそう

この物語を芯まで楽しみたいと思ったら、色々考えてしまいますし、そのために調べてみようと思えます。
教育マンガかな?

創作物についての勉強になりました。
というもの三幕構成というのがあるみたいです。

どうやら三幕構成というのは、設定・対立・解決からなり、1:2:1の時間で分かれているらしいです。

良く分からない映画の教科書にもそう書いてありました。

読み放題に入っているので、気になる方は 17ページ辺りを。
私の環境では読み込みが遅くストレスだったので、その辺までしか読んでないです。

回線のせいじゃないと思うんで、amazon側の調子がわるかったんでしょうかね。

回線速度にだけは自信があります。

話を戻すと三幕構成でした。

この物語の場面を簡単に切り分けてみると、

  • 母の死と映画(1~58頁)

  • 絵梨の死と映画(59~164頁)

  • 家族の死と映画の完成(165~204頁)

この3つでしょうか。
ページ数が大体60:100:40です。
ちゃんと1:2:1の割合になっていてビックリです。

勉強になりますね。今まで気づかなかっただけでどれだけたくさんの物語・創作がそうなっていた事でしょう。
自分の無知に震えています。

そして、正しく評価できそうに無いので正直にその辺をまとめてみたいと思います。

  • 母の死と映画(1~58頁)

    • 母の死を撮影できなかった

    • 映画は低評価

    • 爆発で終わり

  • 絵梨の死と映画(59~164頁)

    • 絵梨の死を撮影できた

    • 映画は高評価

    • 暗転で終わり

  • 家族の死と映画の完成(165~204頁)

    • 作中のファンタジー設定が事実だったオチ

    • 絵梨は死んでいなかった(死んだが生き返った)

    • 映画は高評価

    • 爆発で終わり

内容を搔い摘んだのが上です。
死を撮影できるようになった変化や、
主人公が評価される映画を作れるようになった成長や、
爆発なんかがあります。


ここが分からん

この作品のテーマ・メッセージが良く分かりませんでした。

主人公の優太が成長して評価される映画を作れるようになったけど、結局優太自身の趣向(爆発)は変わっていなかった。
ということなんでしょうかね?

自分の中にクリエイティブな視点が無いのでイマイチ分かりません。
そして、メッセージはなんでしょう?
1ミリも分からん。

そして正直に言うと爆発も良く分からなかったです。
でも、爆発を理解できない事について第一幕で否定的描かれていたので本当は触れたくない部分です。
理解できなかったのが私だけだったらどうしましょう。

藤本タツキ「さよなら絵梨」(少年ジャンプ+、集英社)29, 30頁。

理解できない人間が「倫理観が無い」、「胸糞悪かった」などと全否定しています。
でも、優太は「最高だったでしょ?」なんです。

藤本タツキ「さよなら絵梨」(少年ジャンプ+、集英社)28頁。

優太にとって爆発がどんな意味なのか。
そして、それを描いたタツキ先生にとっては何なのか。

ムズすぎません?
まさか、この作品を読んだ上で、「B級映画らしい」だけでこの要素を終わらせてしまう訳にもいきません。

なので、爆発は良く分からなかったんですけど、あんまり声を大きく言える話では無いのです。
恥ずかしすぎて。

最後の一コマを見ると、優太はあの爆発を使って映画を完成させたんでしょうけど、それがどういう意味なんでしょうね?
コレガワカラン。


おまけの要素

たくさん気になる要素が散りばめられていました。

登場人物の描きたい一面だけを編集している話とか、
内容について異論は無いのにラストだけで評価が一変する事とか。

それぞれにぶっ刺さる人が居そうです。
そういう読む人によって重要なポイントやメッセージが変わる作品なのかもしれません。


まとめ

三幕構成という言葉を初めて知りました。勉強になりました。

作品のメッセージは、私のセンサー不良により受信できませんでした。

マンガとしてめちゃくちゃ面白いかというと、そうでは無かったです。
でも、映画にしか見えない(マンガを読んでいる気がしない)事は新鮮でした。
読書体験としては最高です。新世界です。

実力があって、そういう作品を作ると知られているタツキ先生だからこそ成立する作品なのかな、と思いました。

私の感想は「爆発ってなんだ?」です。
読んだ直後もコレですし、今もです。

せっかく記事にするのに、すごそうな事を書きたかったんですけど、何も分からなかったです。
他の方の記事を読みにいって勉強をしたいと思います。
もし、おすすめの記事とかあれば自薦・他薦問いませんのでお教え下さい。

こんなしょうもない記事でも最後まで読んで頂きありがとうございました
また、よろしくお願いします。

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