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本気で勉強する時の大きな代償は、好きな本を読む時間がなくなることだ

5個学んで4個忘れる、というぐらいのペースで中小企業診断士の試験に向けた勉強を続けている。内容自体は興味深いものもあり嫌になることはないが、残念なのは好きな本を読む時間がなくなったことだ。

私にとって、仕事場との行き帰りの電車の中は誰にも邪魔されない読書タイムだった。小説もノンフィクションも好きで、年に50冊は電車内で読むという生活を20年ぐらい送っていた。

でも、フルタイムかつ結構な長時間労働である仕事をしながら真剣に勉強しようとすると、どうしてもその時間に手を付けざるを得なくなる。そうしないと、学びが前に進んでいかないのだ。

数ヶ月前はまだ、気分的に緩いところがあって「行きは勉強、帰りは好きな読書、ぐらいでいいんじゃないか」などと考えていた。でもそれでは全然時間が足りないことに気づいた。

どちらを優先するか。好きな本が読めないのは甚だ不本意だが、今年は中小企業診断士の試験を優先することにした。

小遣いが限られる私の読書スタイルは、どうしても手元に置きたい本とすぐに読みたい本を購入し、それ以外は図書館で借りるというものだ。新しい本も古い本も、興味を覚えたら予約する。人気の本は半年とか、中には1年以上経ってから予約の順番が回ってこない。面白い本は新刊でなくとも山ほどあるから、それでいいと思っている。

いつか来るだろうという気の長い予約に、図書館で見かけた面白そうな本を都度借りることを加えると、読む本がなくて困るということにはまずならない。自分で言うのもなんだが、そこそこ上手く回るシステムだった。

今はそれを一時停止して中小企業診断士を目指す学びをしているわけだが、回転中のシステムはピタッと止まるものではない。こんなときに限って、以前に50人待ちとか100人待ちで予約した、人気が高く私もかなり読みたかった本が、ポコポコと「順番が来ました」と読める状態になったりするのだ。これが誠に悩ましい。

たとえばこんな本だ。




ふぅ〜。いま思い返すだけでも読みたくなる。実は、借りてきて大急ぎで読んだものもある。

でも、違うんだな。それだと、本を十分に楽しめない。

やっぱりいまは中小企業診断士への学びに集中し、後日ゆっくり本を楽しめるようにしよう。そう考えるとやっぱり、今年受かりたい。





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