【漫画】『天才ファミリー・カンパニー』
こんにちは。
最近、円安止まらないですね。
1ドル143円って、私が大学生の時アメリカ留学してたときの2倍近くまできてそうな…?それはない??
最近海外駐在から本帰国になった人は、
貯まった現地通貨を円にして、かなりリッチになってるんだろうなぁ羨ましい。
今日は、そんな円安ニュースに関連した漫画をご紹介。『天才ファミリー・カンパニー』
のだめカンタービレの作者、二ノ宮知子さんの1990年代の作品。
全6巻。週末とかに読み切るのに丁度いいボリュームですね。
あらすじは、ある男子高校生が母親の再婚をきっかけに、
今までの順風満帆だった生活がガラガラと(ガヤガヤと?)変わっていくお話。
何が円安に関係しているかと言うと、
主人公の男子高校生(夏木くん)、
・毎日欠かさず新聞で株価をチェックし、
・17 歳で家を建てられるくらいの資産を築いてしまうほどの、
大の"経済"好き。
夏木くんは、全国トップの成績で、将来はハーバードに行ってMBAをなんちゃらかんちゃら〜…というスーパーエリート志向の、いわゆる"天才"。
彼がこの円安に直面していたら、米国株の価値が(円換算で)上がってることにウハウハするんじゃないかなぁとか考えたり。
そんな将来設計がはっきりしている主人公・夏木くんの生活に割り込んできたのが、
母親の再婚相手のおじさんと、主人公と同い年のその息子。
おじさんは所持金251円と1ペソ、
息子の春は、毎日学校に行かずに趣味の草花の採集に明け暮れる、親子揃って"経済"からは程遠いい、主人公にとってはもはや存在自体が理解し難い宇宙人。
そんな彼らが近くで生きているだけで、日々事件?が次から次へと引き起こされていくのですが、
夏木くんと春。この正反対とも言える二人の性格が噛み合わずに繰り広げられる珍道劇が見ていて面白い。
春は、出会った人すべてを虜にしてしまうような人格者で、そんな彼もまた夏木くんとは全く違うタイプの"天才"。
ここで、作品のタイトルを見てみると
『天才ファミリー・カンパニー』
って、天才ファミリー、で終わらないところが絶妙!
カンパニーって、企業の他にも、仲間や、何かを成し遂げる際の集団という意味があって、
再婚後の家族メンバーや、周りの友人知人(みんな個性爆発してる)含めてのカンパニーという意味合いなのかなぁと。
みんな方向性バラバラな個性を持っているけど、それでも一つの集団として成り立っちゃうところが、面白みを感じる所以なのかと。
結局、それぞれ自分の強みを活かしている集団が
最強で、魅力的で、何より個々人が何かに縛られることなく自分らしくストレスなく生きられる理想形なんだろうな。
どうしても会社員していると、
ついつい評価軸とか他人とかと比べて、自己肯定感低くなったり、息苦しさを感じてしまったりするけど、
きっと、あれもこれも欲張らずに、自分の強みを発揮することに集中するのが、自分の幸せにとっては一番の近道な気がする。
また久しぶりに読んでみたくなってきたな〜
皆さまも機会あればぜひ。
ではまた。
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