欲望を持ち続ける

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約10年放置していたこのnote。。
気持ちを変えて、また始めてみます。

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私が設計した家で
70代の施主の家が2軒あります。
そのうちのひとり、Sさんという女性。

70代後半でひとり暮らし。普通の人なら
「もうそんなお金を掛けてまでしなくても…」
となるでしょうけれど、Sさんは
「これからの人生を楽しむために…」と
ご自宅をほぼフルにリノベーションしました。

いろいろ趣味をお持ちで
特に陶芸が好きで制作もするし鑑賞にも行くし
「志田さん、買っちゃった(笑)」と欲しい物を手に入れる元気さをお持ちです。
食事や運動に気を使われていますが、ほんとにお元気です。
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上高田の家
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それも好き、これもしたい、あれも欲しい
欲望に満ちています。

なんでもかんでも買うのではなく
ご自分で工夫する事も大好きです。

単純には言えないけれど「欲望」って元気の元なんだな
と、Sさんを見て思えるのです。

定年後もしくはもっと先の老後に
何もする事がなくて
「もっと挑戦しておけばよかった」と後悔する
という話しは聞きます。
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老後「もっと挑戦すればよかった」と後悔する人の共通点

ーー
42歳でパーキンソン病になった筆者は、後悔しないために
「小さな挑戦と成功が重要」と書いています。
身体的に「経験」する範囲が狭まっても、小さな挑戦を続けているそうです。

なぜ後悔するのか?

私も経験があるのですが

うまく行ってる状態や心地よい状況に
満足し「これでいいや」と
歩みを止めたからです。
自分で自分の成長を頭打ちにしてしまったのです。

最初は何かが変わったわけではないのですが
気が付いた時には・・・

世界は色褪せ
ただただもがいて
息をするだけで精一杯
そんな感じでした。

定年まで、
同じ時間に家を出て会社に行き
時間になれば家に帰り
一日が終わる
そういう「単純な繰り返し」的な生き方(人生)に慣れ・・
何も考えなくて済むわけです。
(もちろん極論ですよ。。)

そういうのって、
ある種の心地良さがあるんですよね。
嫌な事があったり、大変だったりはしていても
毎日毎日 決まったとおりに「1日」をやればいいのですから。
与えられた中(世界)でやっていくのは楽ですから。

定年を機に、それがなくなると
自分がどうしていいかわからなくなります。
与えられた世界で生きてきたから。
そして苦しんで後悔する。。

前記の記事でいう「小さな挑戦」とは
欲望といってもいいのかもしれません。

「繰り返し的な生き方」をしていくうちに
感動や興味も薄れていきます。
感動や興味というのは「欲望」と同じです。

逆に言うと
欲望があれば人生は薄れない!
人生に色を付けたり輝かせたりしてくれます。

物欲 や
行動欲(やってみたい!という気持ち)
は必要なんです。
あなたもわかるはずですが
欲の事を考えた時は、楽しいですよね。
それが、現実的には脳を活性化させ
身体を元気にします。

ただ、欲のままに走ってしまっては
家中物だらけになったり
家族を顧みず不和になったり
してしまいます。

自分にとって本当に必要なものを
手に入れなければいけません。

人生というのは、そのための鍛錬なのかも。
最初から「本当に必要なもの」には行き当らないでしょう。
だから「小さな挑戦」をし、その中から見つけていくしかありません。
若いうちにそこに達する人もいるかもしれません。
そうでなくても、欲望を持ち続け
ある程度の年齢になった時に花開く?人もいるでしょう。

老後に後悔・・なんて、ないんです。
そして、欲望を持ち続け求めつづけていれば
日々更新されていくのですから
老後なんてものすら、ないのです。
あなたも、本当に必要な欲望をみつけ


それを実現してください。

本当に必要な欲望とは
手に入れた時、実現した時に完結するようなものではありません。
実現した事でさらに幸せが続き、さらに発展するものです。

家も、、欲望のひとつであるし、欲望の集積でもあります。


最近、私もひとつの欲望を満たしました。
手に入れただけで終わり!ではありません。
まだひと月くらいだけど幸せ続いてます。
その欲望とは
 ↓ ↓ ↓
欲望・LUMIX LX100

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