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北欧パッケージのミカタ はじめに

なんじゃこのステキなデザイン!

中身の分かりやすい食品パッケージデザインに慣れ親しんだ日本人にとって、2007年に初めて見たスウェーデンのパッケージデザインはあまりにも衝撃的でした!パッと見、何の商品だか分からないのです。(冒頭の商品自体に関しては後日記事にします)。

その出来事以降、毎年北欧を訪問し、特定のスーパーで定点観測すること13年。当初は理由も分からずお気に入りの商品を収集していましたが、次第になぜ魅力的なのか分かってきました。(分かるまでに新車一台分くらい浪費していました 笑)。

うすうす気がつかれている方もいるかと思いますが、僕は北欧のパッケージマニアなのです。

北欧パッケージのミカタの目的

北欧パッケージのミカタは下記を目的にしています。

「北欧パッケージのミカタ」というテーマでは、パッケージマニアのフィルターを通して、北欧パッケージの楽しみ方をご紹介します。

正直言って需要はありません 笑。自分の感じたことや視点を言葉で整理することが目的です。ただ、もし、万が一、北欧のパッケージデザインを知らない方に、見方(切り口)を知ることで、少しでも興味を持ってもらえたとしたら望外の喜びです。

ここまで読んでいただけたということは、あと一歩!まずは何も先入観を持たずに北欧のパッケージがどういうものかpinterestの画像で感じてみてください。

北欧パッケージのミカタの前提

北欧パッケージのミカタは下記の3つを前提としています。

「食品」のパッケージデザインを対象にしています。日本と北欧のパッケージを見てきた中で、1番差異を感じたのが食品だったためです。簡潔にいうと、日本は店頭で目立つ優等生デザイン(保守的)、北欧は食卓を彩るイマドキなデザイン(個性的)です。

パッケージデザインの優劣は直感で決めます(偏りがあります)。僕がそのパッケージを見た瞬間にどれだけ興奮して動悸が激しくなるかが基準です。鼓動が高鳴るほど高評価になります。過去、アドレナリンが大量に放出されすぎて店の中で倒れそうになったことがあります。デザイナーではないので消費者としての目線です。

「北欧の価値観に精神的な豊かさのヒントがある」と考えています。日常生活に身近なパッケージデザインから感じられる小さな幸せを拾っていきます。

パッケージマニアとしての活動内容

北欧のパッケージマニアの活動はざっくり下記の通りです。

購入:北欧滞在中はひたすらスーパーマーケットやコンビニを巡り、はげどう(激しく動悸)するステキな商品を買い込みます。

消費:現地で買った商品をホテルで食べながら鑑賞します。

収集:パッケージの中を洗い、持ち帰り用ダンボールに詰め込みます。

展示:家のリビングに一軍商品を並べます。1年に一度、激しい入れ替え戦があります。

撮影:小さな撮影ブースを買いました。会社の後輩を助手に、パッケージ撮影会を行います。

見学:北欧の工場に直接アポを取り付け、一人で工場見学に行きます。

仕事:スウェーデン系の会社で技術職をしています。趣味と仕事は融合しています。

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偏愛から見えてきたもの

学生の頃から北欧パッケージを偏愛し、スウェーデン人と仕事を共にする中で、「北欧のパッケージデザイン & 日本人の精神的な豊かさ」を追求したいと思うようになりました。北欧のパッケージを眺めていると、制作したデザイナーが心から楽しんでいる姿が伝わってくる気がします。その作り手の感情はきっと消費者に届いているのだと考えています。

偏愛の“偏る”という言葉にネガティブな印象を受ける方もいるかもしれませんが、均質化、AI化が進む世界で、偏愛という視点は、人間の強みを生かした突破口になる可能性があると考えています。

北欧パッケージのミカタをよろしくお願いします!
Tack så mycket (ありがとうございます)!

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