サービスのチカラのミナモト #21 王道

ちょうど1ヶ月前の3月20日…
髙取さんからオファーをいただき、グループの皆さんへ接客のセミナーを行う機会をちょうだいしました。

和橋ホールディングス
https://wakyo-japan.com

髙取さんとの出会いは、日本外食新聞の紙面上でした。
髙取さんは、先日まで【外食 サムライ道】を執筆されていました。
私はその少し前まで【サービスのチカラ】を執筆しており、ともに100回を超える連載をしておりました。
この共通点が私にとっての財産です。

はじめてお会いしたときから、毎回、私自身の心身の真芯を居合でスパッと切られるのではないか??と感じるくらい、とてつもない風格をお持ちの方であり、とても尊敬する方です。
そんな髙取さんから『接客の変態』と呼ばれる幸せを胸に…

お願いされたセミナー内容は…
「目の前のお客さんの笑顔が、いかに繁盛店につながるか、その地道な努力の先にしか名店は生まれないという真実を、熱く熱く話して頂きたいと思っています。」とのことでした。

社内外問わず、研修やセミナーも常に全力で行うと決めています。
なぜなら『はじめまして』の方がほとんどで、なんとなくいい話をしても意味がないからです。
いかに『ハッ』とするキッカケにしてもらえるか?
皆さんはおそらく、今までもやってきたし、知っていることだけど、なぜあえてやるのか?というところからはじめます。

お客様が笑顔になるために、私たちができることは、突拍子もないものでも、飛び道具的なサプライズでもありません。
永く足を運んでくださるのは、その店や人の『王道を感じとる』からです。
王道が王道たる意味や理由を深く理解し、その重要性に気がつくと、実はやることがシンプルになります。
それが、接客業の本質…『目の前の一人ひとりのお客様に喜んでいただく』そのために、誰でもできる『笑顔・アイコンタクト・声・オーバーアクション』をキャリアが上がっても、全力で行うことが重要なのです。
2度と同じメンバーで同じ時間を過ごすことはできないからこそ、全力で行います。

人は、すぐに良い結果(成果)を出して安心したくなります。
特に若い頃の私はそうでした。

『流行り廃り』

すぐに出る成果は、その反動で劣化につながりやすい…
劣化する原因の多くは、いろんな意味で『雑』なんだと思います。

知識・技術・経験は、すぐに習得できるわけではないです。
積み重ねて、はじめて意味を持ちます。
そして、積み重ね続けたある瞬間から、それぞれがつながりはじめて、また新しいものを生み出せるチカラとなります。
そのときブレない軸となるのが『王道』なのです。

髙取さんが、セミナーの後におっしゃっていた言葉…
「古きが新しい。実は何も新しいことをしようとしていない。…温故知新…。だが、新しいを知るだけでは意味がない。温故創新…。古い(本質)を捉えながら、新しくを創造する…」

現状を否定してもはじまらない。
今をシンプルに見極め、これから先に何を想像していくのか?
突破する手段は時代によって違えども、その王道は変わらない…

自分自身が社内外で発信すればするほど、皆さんから多くの学びがあり、結果的に自分が磨かれるんだと、改めて実感しました。

髙取さん
ありがとうございました!!

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