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蚤の市の後ろ姿

ウィーン市内のNaschmarktで毎週土曜日に開催される蚤の市。

宝探しに夢中な後ろ姿に胸キュンの記録。



ひまわりをおんぶしている、かわいい。


ウィーンはドイツとパリのいいとこ取りの印象。

民度が高くて整然としていて、街ゆく方々が総じて洗練されていて目の保養である。(パリってああ見えてほんと変な人と怖い人とタバコの吸い殻で溢れかえった汚くて淀んだ街だよな…好きだよ)



他のヨーロッパ諸国と同じく、ウィーンも老若男女問わず「色」のおしゃれを楽しんでいる人が多い。

特に蚤の市に来ているような人たちは、「それ、どこで買ったんですか?」と思わず聞きたくなってしまうハイセンスの持ち主ばかり。

ひとつひとつの持ち物にこだわりとお気に入りっぷりを感じる。

頭に巻いた地図柄のバンダナが素敵。

ビションフリーゼ(私がいつか飼いたい犬の種類)似ているおばあちゃん(怒られる)は野菜を吟味中。


学生時代は「映え」とか「写真写り」ばかり気にしていて、広告に使われるような、盛れている写真が好きだった。

風景写真に人が写りこまないように調整したり、
食事も手をつける前に綺麗にセッティングして撮影。人物写真に至っては、盛れた奇跡の一枚を求めて何百枚もシャッターを押していた(怖い)

いつしか「そういう写真はプロに任せて、
その時、その瞬間に、そこにいた私しか感じられない瞬間を撮った方が思い出に残るのでは?」って思うようになり、今に至る。大正解。

風景には人が写りこんでいるし、食事は食べかけだし、無防備な写真ばかり。


でもだからこそ思い出せる、
伝わる空気感がある、よね。


このノートを見てくださった皆さまに、
Naschmarktの、
あの素敵な空気感が伝わっていたら嬉しいです。

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