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<ミスキャストでは?>映画「マイ・ブロークン・マリコ」

原作に詳しいわけじゃないけど、友人をダチと言って足を開いてタバコを吸う女性を演じるのが、永野芽郁ではミスマッチだったと思う。演技力や表現力でカバーという感じでもなかったし。好きな俳優さんではあるんだけど、残念。重めな女を演じた、奈緒さんの演技は変わらずキレキレでしたね。

男女でどうこう言うのは良くないけど、女性原作者、メイン二人が女性なのにロードムービー的、ハードボイルド的なこの内容なら、女性監督ではなく、あえて男性監督でハードかつタイトに撮ってもらったほうが良かったのではないかと思ったり。全体のテンポや描写がソフトで締まりがないように感じた。

ストーリーも前半の包丁のところがピークで、それ以降は甘いところもあるんだけど、それでも、窪田正孝が言う最後のセリフにすべて持っていかれた。このために観る価値がある。

「もういない人に会うには、生きているしかないじゃないでしょうか」大切な人をなくしたことのある、すべての人に刺さるメッセージ。

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