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ヨーロッパ文化教養講座(イエス・キリストの誕生に隠れた悲しい出来事)

2022/12/25
クリスマス礼拝は、4つの福音書(マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネ)の中のイエス・キリストの誕生シーンが聖句に選ばれるのが、通常である。
今日のこどもの会礼拝では、マタイによる福音書の生誕部分が選ばれた。

クリスマスツリーの上には、星が飾ってある。
また、「きよしこの夜」でも、きよしこの夜、星が光り。。。で星がでてくる。

これは、マタイによる福音書では、東方三博士(外国の占星術師)が、流れ星の異常な動きをみて、その星を追っかけて、イエス・キリストが誕生した、ベツレヘムの馬小屋にたどりついたことになっている。

そのとき、当時イスラエルを支配していた、ヘロデ王(実際は、ローマ帝国に公認されて、この地を治めていた、封建領主みたいなもの)に、この三博士が、「メシアが、ベツレヘムに誕生したようです。」と、告げたので、ヘロデ王は、自分の地位が脅かされると思い、ベツレヘムの2歳以下のこどもたちを皆殺しにしたと、聖書には書いてある。このことは、意外と知らない人が多い。

旧約聖書でも、皆殺しシーンが良く出てきて、聖書が人間の罪深さをとことん暴いていることがわかる。

今日は礼拝後、クリスマスツリーの片付けがあった。

本来であれば、1月6日に片付けるのが、キリスト教式だが、日本ではキリスト教会といえども、旧年中に片付けることになっているらしい。

次の礼拝は、2023年1月1日(日曜日)である。


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