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ヨーロッパ文化教養講座(「リバーサルオーケストラ」のBGM 第5話)

2023/02/10
「リバーサルオーケストラ」第5話

涙腺が崩壊しそうになった感動シーンは、小学生の初音(演 門脇麦)のチャイコンのコンサート(47:24) に行ったヤング朝陽(演 田中圭)が感動して涙を流す回想シーンとその後の初音の「見つけてくれたありがとう。」(48:56)というシーンだった。

今回から主要曲のみ記載し(というか、短すぎる曲はわからないので)、
同じ曲は2回目以降は省略した。

0:03 ?
後藤かおり(演 相武紗季)が登場
0:45 チャイコフスキーの5番
1:48 グルック 「オルフェオとエウリディーチェ」から「復讐の女神たちの踊り」
 注:復讐の女神たちはオルフェオを恐ろしがらせようとして、地獄の入り口で彼を押しとどめる。オルフェオは勇気をもって竪琴を取り、甘い歌声で彼女たちを静め、オルフェオに道をあける。そして復讐の女神や死霊たちは静かに消えて行く。(WIKIより)
3:35 バッハの管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067 第7曲 バディヌリー
 注:バディヌリー(badinerie)は、バロック音楽の器楽曲の一ジャンルであり、舞曲調の小品のことに漠然と使う。(WIKIより)
5:05 チャイコン 以後、初音がクライマックスのソロパートの練習を何度も繰り返して練習するシーンや、コンサートの冒頭で逃げ出すシーンなどに使用される。
6:51 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲(いわゆる メンコン)
7:45 グリーグ ペール・ギュントの第1組曲第4曲 「山の魔王の宮殿にて」
8:48 ショパンのノクターン第2番 Op.9-2 の終わりに近い部分
8:54  テーマ曲 チャイコフスキーの5番
9:32 パガニーニ 「24の奇想曲」より第24曲
11:25 くるみ割り人形組曲 第3曲 金平糖の精の踊り (Danse de la Fée Dragée)
12:12 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
14:00 ビゼー カルメン組曲 今回オーケストラが取り上げる曲で以後頻繁い使われる。
14:30 ラベルのボレロ
17:15 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
20:00 ハノン
20:43 シベリウス 「フィンランディア」第7楽章 「フィンランドは目覚める」の終盤
22:29 ショパン 24のプレリュード 第4番
27:29 ピアノ曲?
28:39 ラフマニノフの「鐘」
31:51 ピアノ曲?
35:00   ドヴォルザーク 新世界より 第2楽章
43:40 エルガー「エニグマ変奏曲」より第9変奏「ニムロッド」

コメントと感想:
1.天才少女ヴァイオリニスト

今回は、初音の少女時代のチャイコンの名演奏シーンがあった。
小生の知識の範囲内では、2011年生まれの吉村妃鞠(ひまり)が、現在の初音にあたると思った。

2.4:50 アントニオ・バルディのエージェントからの電話。

後藤かおり(演 相武紗季)のイタリア語の発音はあまり明瞭ではない。
Si'  「はい」
Stavo per chiamarla 「あなたに電話しようとしていました。」
Ho una buona idea 「私は、ひとつ、良いアイデアがあります。」
Le faro'  sapere もしくは、Gliello faro' sapere(発音は聞き取りにくいが文法的には多分これ)    「後で、(そのことを)あなたに、ご連絡します。」 

3.11:25 クラシックオタク、土井琢郎(演 前野朋哉)のウンチク話
ここで、イタリアの音楽評論家、アントニオ・バルディが話題になる。明らかに、アントニオ・ヴィヴァルディのもじりだと思うが、バルディが5つ星をつけたオーケストラが、ベルリン・フィルとロイヤル・コンセルトヘボウだけだというくだりが気になった。
ウィーンフィルが入っていないのは、何らかの意図があってだろうか?


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