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ヨーロッパ文化教養講座(「リバーサルオーケストラ」の鑑賞記 第6話)

2023/02/17
「リバーサルオーケストラ」第6話
楽曲に関しては、
ドラマ好きの主婦 抹茶 さんが運営する。
お茶の間deドラマ 
というWEBサイトが、タイムリーかつ詳細にカバーしているのを発見したので、今回からドラマ自体を楽しむことにした。

今日の主役は、前回、次のカルメン組曲の演奏には参加しないと言って、
練習を休んでいた、
チェロ首席の佐々木玲緒(ささき れお)(演 - 瀧内公美)が主人公。

1.今回の推しのコミックシーン

5:24 初音(演  門脇麦)が朝陽マエストロ(演 田中圭)から「初音は、コンマスとして大事な人。それ以上もそれ以下でもない」と言われたことを思い出して落ち込むシーン

25:00 玉響のマスコットキャラクターを見ながら朝陽が、なんだこりゃ という顔をしているシーン

46:36 蒼(演  坂東龍汰)に突然告白された、初音が、2人で向き合っているときに、初音の妹 谷岡奏奈(たにおか かんな)(演 恒松祐里)が、「私は二階に行っています。」と気を利かせる。
初音は、それに対して、「かたじけない」と言うシーン。
ここが、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」を思い出し吹き出した。

2.今回感動したシーン

17:36 ティンパニ奏者 藤谷耀司(ふじたに ようじ)(演 - 渋川清彦)が、佐々木玲緒に対して、「いいから戻って来いよ。」というシーン。

19:38 玲緒が、「私の一番は音楽だから。」というシーン。

31:20 玲緒が、初音に対して「初音のおかげで玉響が蘇った」と言って、
ブラームスの交響曲第1番第4楽章のテーマが流れるシーン。

42:09 玲緒が、「天才でも不安になることがあるんだね。」と言って、
フィラデルフィアが流れるシーン。

44:09 初音が、蒼の憧れの人、日地谷更紗(ひじや さらさ)(演  鈴木絢音)に対して、「蒼君をフルートに出会わせてくれてありがとうございました。」と言って、エルガーが流れるシーン。

3.コメントと感想:

・瞬時の感情の変化を見事に演じきる門脇麦は、改めて名優だと思った。

・玉響の団員が「横浜みなとみらいホール」へ走って行くシーンの映像が素晴らしいと思った。
 玉響の演奏を実際にしている神奈川フィルハーモニー管弦楽団の本拠地なのだろうと思った。

・玲緒が、音楽は好きだが天才には勝てない、という厳しい現実から目をそらすため、恋愛キャラで自らをごまかしていることを、朝陽マエルトロが見抜いていたこと。
 そのことを玲緒に直面させるために、ティンパニの藤谷を使ったこと。
 その藤谷と玲緒と藤谷が良い感じになっていくところが、スムーズで良い演出だなと思った。


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