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ヨーロッパ文化教養講座(イギリス映画「トゥモロー・モーニング」録画鑑賞記)

2023/07/02
WOWWOWのミュージカル映画特集で、最新のイギリスのミュージカル映画を観た。
10年前のトゥモロー・モーニングは、二人の結婚式。
現在のトゥモロー・モーニングは、同じ二人の離婚審判。
現在と10年前を交互に移しながら、いよいよ、そのときが来る。

ロンドンを舞台に、ある一組の男女の愛と人生を、結婚前夜と離婚前夜、2つの時間を交錯させて描くミュージカル映画。

イギリスの作曲家のローレンス・マーク・ワイスによる脚本と音楽で2006年にロンドンで初演され、2013年には日本でも上演された同名ミュージカル舞台を映画化した。

ロンドンで画家を夢見るキャサリンと小説家を目指すビルは、大恋愛の末に結ばれる。結婚して10年が経ち、キャサリンは画家として、ビルは売れっ子コピーライターとして成功を収めていたが、いつの間にか2人の心はすれ違い、離婚を決意していた。離婚を目前に、2人は出会ったころ、そして結婚前夜の記憶をたどり始める。

舞台版および映画版「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役やウエストエンド版「アナと雪の女王」のエルサ役など、有名ミュージカルで数多くヒロインを演じてきたサマンサ・バークスがキャサリン、「オペラ座の怪人」で史上最年少28歳でファントム役に抜てきされ、「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役でブロードウェイデビューを飾ったラミン・カリムルーがビルをそれぞれ演じ、本格派のミュージカル俳優たちによる歌声が響き渡る。

監督は、ミュージカルやオペラの演出家として活躍するニック・ウェンストン。2022年製作/110分/G/イギリス
原題:Tomorrow Morning
配給:セテラ・インターナショナル

映画.comより

コメントと感想:

1.この映画を紹介する、脚本家の小山薫堂と、画家の信濃八太郎の感想が小生の感想とピッタリだった。

すなわち、
1)10年前の二人と今の二人の見た目が全然変わっていなくて、夫のビルの髭があるか無いかで見分けをつけるしかない。
2)歌にすると、照れくさくて普通は言いにくい愛情表現も、相手を傷つける厳しい言葉を平気で言える。
そして、ミュージカルだから、二人はよりを戻せた。
3)「子はかすがい」

2.舞台は、10年前と今の二人を別の俳優が演じていたとのこと。

3.映画の内容はともかく、二人の歌唱力は凄いとおもった。
そのため、あっという間に2時間近くの映画を退屈せずに鑑賞できた。
ただ、筋書きと、曲自体はあまり良いとは思わなかった。

ということで、二人の歌を聴くための映画といえると思った。



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