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教員向けICT認定資格のすゝめ vol. 1【Adobe Creative Educator】

Adobe Creative Educatorとは?

 「次世代の創造性を刺激する教育者に力を与える」者とあります。
なんかカッコ良いですね。

より具体的に言うと「創造性とは何かを理解し、あらゆる科目における創造性の力について、より深く理解できている」教育者だそうです。

ちなみに、Adobe Creative Educatorにも、Google認定教育者のようにレベル1と2があります。(さらに、レベル2は義務教育向けと高等教育向けの二種類に分かれています)

今回は、レベル1の取得方法を紹介したいと思います。
以下の動画は、Adobe Creative Educatorの説明動画です。

そもそも、Adobeって何?

 写真や動画、デザインなどあらゆる制作に対応するサブスクリプション型のアプリです。
義務教育に携わる先生で普段の授業からAdobe製品を使われている方はあまり多くないかもしれませんが、他のデザインアプリと比較して、一段階上のデザイン制作が可能になります。

また、デザイナーが使っているソフトに実際に触れる経験は、キャリア教育の視点からも貴重な学びの機会になるかと思います。

レベル1を取得するとできるようになること

  • 創造性とはどのようなものか。そして、それが全ての学習者にとってなぜ重要なのかを理解している。

  • 全ての生徒の創造性を認識し、学習者の中でそれを発展させる方法を知っている。

  • あらゆる課題を創造的なものにすることができる。

  • 創造的な学習環境を育むことができる。

  • Adobe のクリエイティブ ツールを活用する方法を知っている。

  • Adobe Creative Educator コミュニティに参加し、学び続ける方法を知っている。

認定の手順

 レベル1を取得するために必要な時間は(じっくり、丁寧にやって)約3時間です。以下のページから認定を受けることができます。

https://edex.adobe.com/professional-learning/self-paced-course/creativity-for-all-L1

このコースには、主に3つのステップから構成されています。

STEP1

 初めに、「創造性」に関する全11コマ(約3時間)の動画を視聴します。内容は、以下の通りです。

  1. 創造性の基盤づくり

  2. 創造性と他のスキルの関係性

  3. 生徒の創造性を伸ばす方法

  4. クリエイティブツール

  5. 創造的な学習文化をつくる手法

  6. 全ての教科で創造性を発揮する

  7. 創造性の評価方法

  8. Adobeのクリエイティブツール

  9. 教材と交流

  10. 教育者向けのプログラム

  11. 最終課題について

動画学習は以上です。
次のステップでは、簡単な「創造性」に関する課題に取り組みます。

STEP2

 ここでは、Adobe Express Adobe Photoshop 、またはAdob​​e Illustrator のいずれかを使用して、次の課題に対するオリジナルグラフィックを作成します。課題は以下の二つからどちらかを選択します。

  1. 生徒の創造性をどのようにサポートしますか?

  2. 創造的な教育者としてのあなたの目標は何ですか?

私は、課題2に挑戦しました。
具体的には、創造的な教育者として「内省的な実践家であり続けたい」といった思いをグラフィックで表現しました。

STEP3

 最後に、作成したグラフィックを所定のコミュニティに投稿します。
また、作品の提出後には、他の参加者(少なくとも3名)の作品へフィードバックを提供する必要があります。

世界中の先生方と交流できる機会ですので、他の参加者に向けて建設的なフィードバックを提供しましょう。

その後、審査員が提出した課題を審査します。
最大 2 週間ほどかかるとのことですが、私の場合は1週間程度で認定通知のメールが届きました。(多分、落ちることはないと思います・・・)

なって何か良いことあるの?

1:世界中の先生と繋がることができる

 Adobe Creative Educators のグローバル Facebook コミュニティに参加して、どのタイムゾーンでもリソースを共有したり、質問したりすることができるようになります。

2:学習イベントに参加できる

 世界中の幼稚園から高等学校までおよび高等教育の教育者が集まるグローバルコミュニティのための特別イベントに参加できるようになります。

https://edex.adobe.com/educator-events

3:デジタル・バッジ等がもらえる(おまけ)

 その他にも、FacebookやX(旧Twitter)のプロフィール画像、アイコンの周りにつけるオーバーレイ等が貰えます。
例えば、こんな感じです。

Facebook プロフィール画像(例)

流石のAdobeお洒落ですね。
また、認定の証としてデジタル・バッジも貰えます。

デジタル・バッジ

おわりに

 いかがでしたでしょうか?
「これから授業等でAdobbeを使ってみたい!」と思われている先生は、
是非とも、Adobe Creative Educatorに挑戦されることをおすすめします。
きっと、Adobe製品の使い方を学ぶ良い機会になるはずです。

話は変わりますが・・・
私は「総合的な学習の時間」などで生徒が探究の成果をまとめる際にAdobeソフトを使用することができたら、きっと大人が考えもしないようなクリエイティブな作品を創り上げるだろうなぁと思っています。

次回は、また違う認定資格について紹介できればと思います。
よろしければ、次回の記事も読んでいただけると幸いです。

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