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フード必須!天津の冬はつらいよ

 大家好! みなさんこんにちは、マントウです。
 せっかく大学が冬休みに入ったというのに、私は週末、この冬2度目の風邪をひいて寝込んでしまいました。天津の冬はなかなか気候が厳しく、体調管理が難しいです。

大事な物はフードです!

 ヘッダーの写真は、午前中の授業が終わり、出入り口でQRコードをかざして学外に出ようとする学生の列。みーんな、コートのフードを被っていますよね。
 天津の冬は、最低気温が-5℃から-10℃、最高気温が0℃から5℃ぐらい。乾燥しているので、雪はたまにしか降りませんが、とにかく風が冷たい! 冷たすぎて、耳が痛い!
 これまで、コートについているフードはおしゃれのためにデザインとして付いているのかと思っていましたが、天津では完全に実用です。伝説の天津駐在ブロガー、ヤンヤンさんも「天津はフード必須」と三唱しておられましたが、本当に天津では、フードのないコートは意味がないのです。イヤーマフ(耳当て)も、日本にいる時はかわいいからするものだと思っていましたが、天津にきて「あれは寒さで耳がちぎれないためにあるのだ」とその存在意義を理解しました。

アディダスのロングダウンで、あなたも天津人

 そしてあまりに寒いので、ロングダウンの着用率が極めて高い。その中でも、おしゃれなタイプでなく、サッカー観戦で着るみたいなアディダスのダウンのベンチコート。あれの着用率が天津人は非常に高いです。
 私も最初の冬は普通のロングタウンだったのですが、登下校時のあまりの寒さに耐えかねて、ダウンのベンチコートを着用し始めました。すると途端に、毎日道を訊かれるようになり、「あぁ、天津人感出てるのか…」と笑ってしまいました。もうね、おしゃれより質実剛健、機能性重視。これが天津人スタイルです。

乾燥と空気の悪さ

 そしてこれまたびっくりするほど、天津の空気は乾燥しています。
 洗濯物はあっという間に乾くし、部屋の湿度が20%台だったりするので、加湿器はつけっぱなしです。
 冬場は空気の乾燥に加え、「暖气(ヌアンチー)」という全市暖房供給システムが稼働するために、街中でもくもく煙が上がり、さらに黄砂も混ざるとのことで、空気が汚くなります。以前に比べてかなり改善したという天津の大気汚染ですが、冬場の汚染指数は高め。室外でのマスク着用、こまめなうがいや水分補給をしないと、のどから風邪を引いてしまいます。私は毎度このパターンです(無念…)。

日照時間の短さ

 そして最近、「冬場の日照時間の短さが、地味にメンタルにくるなぁ」と感じています。これは日本のどの地域からいらしたかによって、感じ方が違うと思うのですが、私の住んでいた地域に比べ、天津は冬場の日照時間が短い。これを書いている1月15日の日の入りは7時28分、日の入りは17時11分。
 日本の日本海側地域のように、曇りが多いというわけではなく、昼間は晴れてお日様が出ていることが多いのですが、それでも朝、暗い中通勤・通学で家を出るのって、気持ち的に結構こたえるなぁ…と感じます。冬季うつにならないように、なるべく昼間は外に出て、しっかり日光を浴びねば、と思いつつ、外は寒いので授業がないと外に出る気になれず。これはこの冬の課題です。

 そんなわけで、なかなか寒さの厳しい天津の冬。 
 ばっちり防寒対策をして、日中なるべく外に出て日光を浴びて、冬休みを健康に過ごしたいなと思っています。
 それではまた、再见!

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