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文科省の文書をやわらかく読む!Withコロナ時代の学校教育って?Vol.2

こんにちは、cokowillの秋元です。

先行きが不透明で手探りな状態の今だからこそ、学校・保護者・子どもが今までと違う形で”ともに創って行く新しい教育の未来”への大切な機会とも見ることができるかもしれません。
そんな大切な機会に踏み出す第一歩として、保護者が教育の現状や目指しているものをもっと気軽に知れたらいいなという想いがあり、前回に引き続き、5/18に文科省から出された【新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知)】について3回にわけてやわらかくお届けします!

【新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知)】

初めに)まず何について書いてある文書?
1)感染症対策をしつつ「学びの保障」していく!
 
2)「学びの保障」の方針はこんな感じ! ←今回のnote!
3)取組実施に向けて予算も確保してますよ!
4)高校受験について

2.「学びの保障」の方針はこんな感じ!

「学びの保障」をどう確保していくか?の方針についてこの章では、基本的な方針が示されていました!

ちなみに・・・
この通知の中でこのパートが一番ボリュームが多いです!

まず重要な点はこのあたり!

まず初めに、下記の点が重要と最初に言っています。

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「家庭における学習の支援」と「分散登校」などの工夫で「学びの保障」を頑張って行くこと
・学校教育は先生と子どもの関わり、子ども同士の関わりが大切です。電話やメールとかも使って、子どもの日々の状況を丁寧に把握して、支援していくこと
・子ども同士の励まし合いを学校内外で工夫して「協働的な学び」を実現していくこと
・教育課程を見直す場合は、新学習指導要領の趣旨を参考にすること
地域や家庭に丁寧に説明をすること

ここでちょっと補足!
小学校は今年度から新しい学習指導要領がスタートしているのです。それもあって、この文書の方針にも新しい学習指導要領を軸にしてくださいね、ということが改めて書かれているのですね。
▼新しい学習指導要領の参考ページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm
<スタート時期>
小学校:2020年度~
中学校:2021年度~ 高等学校:2022年度~

具体的な「学びの保障のための工夫」はこういう感じで!

(1)登校日など学校での指導ってどうする?

学校という場では、先生と子どもの関わり合い、子ども同士の関わり合いを真ん中に置く!を大切にしましょう!とのこと。そして、工夫できるポイントと配慮した方がよいポイントを添えてあります。

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●工夫ポイント
・登校日、空き教室や学校外の施設も活用して分散登校を実施する。
・授業時間を短くしたり、土曜日を活用したり、学校行事を取捨選択するなど。
●配慮ポイント
・授業時数を詰め込まねばと子どもや先生の負担が増大すること。
・進路指導の配慮が必要な最終学年の小6、中3、高3と対面学習支援が重要な小1。

(2)今年度中に学習範囲が終わらない場合ってどうする?

もし休校などが長引いて、最大限の努力をしても、その学年の学習範囲が終わらない場合は仕方ないけど特例対応していきましょう!
※あくまで特例の話です!

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特例1)次年度に食い込むも致し方なし
(学習範囲を終えるために最大限の努力をもってしても時間確保が難しい場合は、)学校教育で大事にしたいのは「協働的な学び合い」だから、行事とかの学校ならではの学びを大切にすることを考えて・・・、次年度以降などに食い込んでしまうことも致し方なしと考えて行きましょう。
※最終学年はのぞく。

特例2)学校で行うことは重要なものに絞ろう
(学習範囲を終えるために最大限の努力をもってしても時間確保が難しい場合は、)先生と子ども、子ども同士の関わり合いの中で、学ぶことへの動機づけや協働学習や、学校でしいかできない学びなどに重点を絞りましょう。
個人で学習可能なところはICT活用などして学校ではできなくても仕方ないけど、でも丁寧に把握はしていく&個別フォローもしていきましょう、

特例3)ICT活用
子どもたちが一人一台端末を確保することが必要!
・学校にすでにあれば貸し出しをすること
・家庭にある端末や環境を活用
・経済的理由で端末や環境確保が難しい場合は、予算を活用し、環境整備を急ぐ!

特例4)教育委員会のサポート
教育委員会からの各学校へのサポートを頑張ります!

2回目はここまでにさせていただきます。いかがでしたでしょうか?

冒頭に書いたように、”ともに創って行く新しい教育の未来”の第一歩として保護者が教育の現状や目指しているものをもっと気軽に知れたらいいなとそんな想いを持ちながら、もともとの文科省の通知をおおまかに、また保護者視点を加えながらやわらかく読めるということを大切にしてお届けさせていただきました。さらに、詳しく知りたい場合はぜひおおもとの通知を読んでみてくださいね!
最終回は、
3)取組実施に向けて予算も確保してますよ!
4)高校受験について

について書いています!

ちなみに、文部科学省のサイトには、保護者視点での「学校が再開したらどうしたらいいの?」という疑問に答えてくれているQ&Aコーナーもできています。学校に電話して聞くまでじゃないけど、どうしたらいいのかな?と気になっていることなどに答えてくれているQ&Aになっています。参考にしてみるとよさそうです。
▼学校再開等に関するQ&A(児童・生徒の皆様、保護者の皆様へ)
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/mext_00020.html

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