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<開催報告>2年間の活動&今後の活動共有会を開催しました

みなさん、こんにちは。
NPO法人 学校の話をしようの寒川です。

今日は、2/18(土)に開催したNPOの2年間の活動&今後の活動共有会の様子をお届けします。なかなかアップできずに6月になってしまいましたが、お蔵入りさせずに公開したいと思います!


<NPOについて>

NPO学校の話をしようは2021年に法人としての活動をスタートしました。(TOPの写真に2019年設立とありますが、前進の組織の設立が2019年、NPOとしては2021年になります)

私たちは対話型組織開発を用いながら、学校の先生方と一緒に組織づくり、学校づくり、教育づくりを行っています。
2021年にスタートした時には「対話」も「組織開発」も学校のみなさんにとって今以上に馴染みの薄い言葉でした。(「組織開発」について本来は説明が必要なのですが、この記事の中では組織の中でより良い関係性を創りながら成果を生み出せる組織になっていくための取り組みと捉えてください。)

「対話」という言葉は学習指導要領に盛り込まれたことで先生方の認知は生まれつつありましたが、授業の中ではもちろん、先生方同士が対話すること自体はあまり始まっていない時期でした。私たちが学校と一緒に対話型組織開発による組織づくり、学校づくり、教育づくりを行うパートナーとしての活動をスタートしていくにも、多くの関心があるという状況ではなく、まずは一緒に取り組める1校との出会いがとても貴重な機会でした。

2021年に最初の一歩から現在にいたる中で、徐々につながりが広がり 上記の状況まで歩みを進めることができました。

2023年度は自治体との取り組みも始まり、地域の全ての学校の先生が集まり対話による学びあいの場をご一緒したり、教育委員会のみなさんの対話にもご一緒することができました。
加えて、保護者や子どもたちも一緒に参加する場もご一緒することができ、私たちがミッションに掲げる「学校に関わるすべてのみなさんと対話を通じて未来を創り出す」が生まれ始めた年になりました。

<2024年は関心を持つみなさんへ届けられる情報発信を>

この2年間の中で私たちは、ご一緒させていただいている学校のみなさんと組織、学校、教育がより良い変化へとつながっていくような「現実」が生まれることに注力をしてきました。
一方、リソースが少ないというNPOの状況もあり、ご一緒している学校のみなさんとの関わりで精一杯な状態が続いてしまい、活動を発信したり、場を作って共有させていただく機会をつくることができずに過ごした2年でもありました。

この2年の取り組みによって生まれた「日常」は学校にとって、先生にとって、子どもたちにとって大事な日々であり、関わらせていただく私たちにとっても学びの詰まった日々でした。私たちが直接関わらなくても日本中の学校で、自分たちの学校をどうしたいのか?学びをどうしたいのか?ということを日々考えながら取り組み挑戦と学習が行われている状況に貢献したいという想いがあります。
それを形にするため、今年は今までの活動や取り組み中の活動も含めて発信していきたいと考えています。

下記のような励みになるコメントもいただき、ますます発信をしていくことの重要性を感じる機会にもなりました。
「NPOの活動を認知してもらう、つまり、学校で養う力=社会で生きる力となる世界を創ろうとしていることを理解してもらうことが、教育と社会のつながりを生んでゆく可能性や、教育の捉え方(当たり前)を変えてゆく可能性につながると感じた」

参加してくださった方の声

<報告会レポート>

前置きが長くなりましたが、ここからはNPOに関わってくださっているみなさんをご招待させていただいた「NPO法人 学校の話をしよう お披露目会」の報告をnote記事にします。

当日は会場とオンラインを合わせて約20人のみなさんが集まってくださいました。
2年も経っているのに「お披露目会」としたのは、NPOが正式にみなさんと出会う場が初めてということでこの名前にしました。

先生、校長先生、教育委員会のみなさん/寄付やプロボノで共に活動をつくってくださっているみなさん/理事とのつながりがあり応援したいと思ってくださっているみなさんが参加

<報告パート>

当日はチェックインからスタートし、報告パートと未来を一緒つくるパートで全体を構成した3時間をみなさんにご一緒いただきました。

報告パートでは、うるま市立中原小学校での取り組みを中心に共有をしました。中原小学校は今年3年目を迎える伴走校です。

2022年度の取り組みスタート時に一緒だった校長先生やコアメンバー(校内で取り組みを推進するメンバー)は2023年度には異動となり、校内の先生も1/3くらい異動があるという「学校あるある」な状況がありながら取り組みが続いている学校です。(きっとすでに「なぜ?」がたくさん浮かんでいると思うのですが別記事で今後発信する予定ですのでお待ちください)

2023年心理的安全性アワード授賞式の様子

2年間の取り組みによって先生や事務職員の皆さんの心理的安全性が高まり、「トライアンドエラー」をキーワードとしながら、チャレンジし成功からも失敗からも学習しながら取り組む風土と個人で溢れています。
また、そんな先生方の姿や考え方は子どもたちの安心や楽しいにもつながっており、子どもたちの学び方も学びに向き合う様子も変化している学校です。

2021年度に校長先生をされていた大里先生がご参加くださっていたので、先生から見えていた様子なども共有いただきました。

報告の後は、みなさんで感想や疑問などを言葉にしていく時間を設けました。皆さんが言葉にしてくださったことの一部をシェアさせていただきますね。

「こんな大事な取り組みをしてくれてありがとう」
「本当に丁寧に先生方と一緒にプロセスを歩んできていることが伝わってきた」
「今日は参加させてもらえて本当に良かった。何よりも現在のような素敵な先生が頑張ってらっしゃること、新しい挑戦をされようとしていることにすごく勇気をもらいますし、自分自身もまだまだこれから挑戦していきたいなって思いました。大変なこともある仕事を続けているのはリスペクトするしかないです。お手伝いできることあればしていきたいと思いました。」

参加してくださった方の声

<未来づくりパート>

未来づくりパートでは、NPOがこれからどのような歩みを進めていこうとしているのかをみなさんに共有した上で、私たちがここまで歩んできたからこそ迎えている「壁」についても共有をさせていただき、対話を通じて一緒に考え、生み出す時間としました。

プロボノとして関わることができるよ!という方はぜひご連絡ください

テーマごとに分かれて話をし、考えを深めたり、広げたりする中でたくさんのアイディアが生まれました。

<感想とお礼>

当日、ご参加くださったみなさま、心を寄せてくださったみなさまありがとうございました。教育や活動に関心を持ち、関わろうとしてくださるみなさんがいてくださることへの喜びと感謝が溢れる時間でした。

私たちは学校や教育、学びを「変える」活動をしているわけではありません。それらに関わる一人ひとりが持つ想いや願いにつながり、その想いが分断を招くのではなく、つながる力となり結果的に「変わる」活動をしています。(ちゃんとつながった結果、学校の教育活動としては変えないということも十分にあります。このことを書き出すと長くなるので別の機会に。)

その在り方ややり方を理解し、共に歩んでくださるみなさんがいてくださることで、私たちは勇気をもらい、これからも前を向いて歩こうと決意する時間でもありました。疑問を投げかけてもらったり、そもそもを問われることで大事なことを見つめ直す時間でもありました。
また、私たちだけではグルグル考えてしまうことも、みなさんと対話を重ねていくことで、ひらめきが生まれたり、具体的な策が見えてくる時間でもありました。
さらには、新たにプロボノとして活動に関わってくださると手を挙げてくださった方もいらっしゃり、たくさんのプレゼントをいただいた時間でした。

【皆様へのお誘い】

ここまでnoteを読んでくださりありがとうございました。
NPOに何かの形で関わりたい、応援したい!何かできることはある?と浮かんできているようでしたら、下記ご参照ください!

チームを考える学校 for Leaders 5期へのお誘い

〇詳細説明のページ → こちら
〇説明会実施予定
   6月15日(土)20:30~22:00 →お申し込みはこちら
   6月26日(水)20:30~22:00 → お申し込みはこちら
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