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ゴマキから長年支えてきてくれたファンへ

後藤真希『ramus』

「LOVEマシーン」などモーニング娘。の全盛をけん引した後藤真希・通称ゴマキ。モー娘。に入るなりセンターに抜擢された伝説のアイドルです。
筆者も幼稚園生だった当時、VHSのミュージックビデオを見ながらダンスを真似していたものです。

タイトルのramusはラテン語で「枝」の意味。
長年支えてくれたファンに対する感謝の気持ちを込め、
「これからもっと枝葉を広げるように成長していきたい」
というメッセージを込め、このタイトルが選ばれたそうです。
いくつになっても成長したい、というその意思。
見習わなくてはならないですね!

■おすすめPoint

アイドル時代とはメイクももちろん打って変わり、全身から透明感があふれ出しています。
冊子のベースの色自体も、カットの背景も白基調だというのに、
それにも負けない明るさと透明感を放つ後藤真希自身。
まさに奇跡の36歳、ミューズという言葉がふさわしいと言えます。

そして1冊の写真集に対して決して背景のバリエーションが多いほうではありませんが、その分一つの背景に対してのカット数が多く、カットの流れでストーリーや表情の変化を感じられるような構成になっています。

■ベストショットTOP3

1,
ブルーの大きめのワイシャツを羽織った起き抜けのときに、朝食のオレンジをほおばる姿。カメラに向けられた目線はつまみ食いが見つかったかのような表情でとてもかわいらしいです。
全く年齢を感じさせないどころか、こんな朝が実在するだろうかと思えるような1シーンです。唇・手先細部に至るまでキレイ。

2,
バスタブにつかり、体育座りであくびをしている表情。
お団子にまとめ上げられた髪の結び方の無造作さ。
表紙にも採用されたこのバスタブでのカットの一つ一つがこの写真集の中でも際立って美しいですが、そんな何枚かの中でも一番彼女の素の表情を感じる一枚です。

3,
全体を通して白基調のなかで、急に暗がりのホテルのバーラウンジのような場所。明るい中でも際立っていた透明感が、暗がりの中でさらに輝きを放ちます。
特徴的な唇の艶やかしさがアップになった一枚。女性の写真集でボディ全体を写したものや顔・表情にフォーカスするものが多い中で、ここまで唇という一つのパーツに焦点を当てた一枚に、見ている側の視線の動きが想像されます。

アイドル時代から時が流れても、違う魅力を見せてくれる彼女。
昔ハマった方も、そうでない方も、今の彼女をぜひ一度見ていただければと思います。

【プロフィール】
1985年9月23日生まれ。東京都出身。歌手、タレント。1999年より「モーニング娘。」3期メンバーとして活躍し、国民的な人気アーティストとして一世を風靡。その後ソロアーティストとして活動する。2012年より芸能活動を休止していたが、2014年より再始動。2020年4月には、ゲーム実況をメインとした『ゴマキのギルド』(登録者数約30万人)と、ライフスタイルや美容情報を発信する『ゴマキとオウキ☆』(登録者数約6万人)のYouTubeチャンネルを開設。2020年冬にはデビュー20周年を記念した単独配信ライブを成功させるなど、精力的な活動を続け広く支持を集めている。


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