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真夜中の激痛②突然の入院

前回のつづき。

今も現在進行形で入院しております。
お盆休みの帰省から戻ってきたばかりの私を襲った突然の腹部への激痛。
救急で処置を受けた後、痛みが和らいでから血液検査を受けるためにその場に残る事になった私は、夜中3時前に運ばれてきたというのもあり、しばらく横になることに。(救急の看護師さんも寝てて良いよーと言うので)

激痛に耐えながらなんとか着替えた服は、シンプルな袖なしのワンピース。薄手の夏用カーディガン を羽織っていたとはいえ、少し寒いなと思いつつ、寝かされたベッドの布団を肩までかぶって安静にしていたらいつの間にか眠っていました。多分相当痛みで消耗していたのだと思います。

朝になり、血液検査が出来る時間がきて、看護師さんに声をかけられて採血。
その時に看護師さんがバスの時刻表を渡してくれたので、自分の家の近くまでいけるかどうか調べようとスマホを取り出してみたら、充電が20%あるかないか。
そしてこの時はまだ、今日は会社に行けないけど家には帰れると思っていたのです…。

8時になるまで待って、とりあえず会社へ連絡すると、営業さんの一人が出ました。(幸いこういう連絡をするには一番気楽に話せる相手w)
かくかくしかじかで胆嚢がよろしくないかもしれないので、今血液検査の結果待ちで、結果はどうあれろくに寝てないのでとりあえず今日は仕事休みますと、その時はそう申告しました。

そう、その時は思ってたんですけどね…。

9時過ぎに結果が出ると聞いていたので、先にLINEのトークに文書でことの次第を連絡していた同僚たちから驚きの返信が来たのでこちらも返信して、また少し眠っていました。
この時点ではまだ両親などに連絡する気はありませんでした。(帰れると思ってたし)

時間が来て看護師さんが声をかけに来たとき私はすっかり寝てしまっていて、慌てて起きると外科の先生という人も一緒にやって来て、その人から結果の説明をしてもらうと聞かされて別室へ案内されました。

まあ、外科のセンセイが出てきた時点でなんか不穏な展開しかなさそうなんですが、寝不足の寝起きに呼ばれた私はあまり事態がよくわかっていないまま…。

「胆嚢の中に石がありますね」
「え( ´ ▽ ` )?」

胆嚢?石?あーなんか『胆石』ってヤツ?名前は知ってるけど、胆嚢ってどーいう臓器だったっけ?状態の私に医師が今の状態をやんわりと説明。
・私の胆嚢の中にはCTで白く写る石が確認出来、胆嚢自体も炎症を起こして腫れている。
・胆嚢の中には石の他に胆泥と呼ばれるモノがうっすら写っていて、これらが胆管を通って繋がっている他の臓器に悪影響を及ぼす。
・そんな訳で私の肝臓の数値は今現在とっても悪い
・ほっとくと胆嚢を取る手術をしなきゃいけなくなるかもしれない。(←この言い方が後々問題になる)
・よって、胆嚢の炎症を抑えて肝臓の数値を正常に戻すために入院した方が良い。
・とりあえず今日から数日入院をおすすめ。

一連の説明を聞くと、胆嚢の中に胆石があって炎症起こしてて、それのせいで肝臓がこのままじゃヤバいし下手すると胆嚢を取る羽目になるのでそれを防ぐために3〜4日入院した方が良いよーという解釈でした。
まあ、なんか程度はよくわからないけどほっとくとヤバいんだなというのは解ったので、お盆明け早々に仕事を数日休む事になるなんてなんだか職場には申し訳ないな〜と思いながら、健康の為だし仕方ないか…と渋々ながらとりあえず入院を決めました。

_入院を決める時に、入院すると数日絶食になることと、絶食の間は点滴で栄養を補うので心配ないという事を説明されました。
何も知らなかった私は、点滴は肘の所から点滴針で1パックを一回1時間くらいするイメージしかなくて、食事の代わりということはそれを一日数回やるのかなー程度にその時は考えていました。

そして、入院することが決定して最初にした事は…胃カメラでの検査!(; ̄Д ̄)
CT検査だと胃に異常があるのか判らないらしく、危険な可能性を潰す為に…ということで、唐突に必要に迫られる形で生まれて初めての胃カメラをやることに…。

結果…詳細は色々エグいので省きますが、短くまとめると生き地獄みたいな時間でしたね…。
最中も嫌でしたけど、私的にはその前の段階が最悪でした。

そもそもこんなすぐに普通胃カメラの検査なんて受けられない筈が、この日の朝に予約してた誰かの枠がたまたま空いてしまったんですよね…。
胃カメラ検査の説明書きを渡されてすぐに麻酔などの前行程を行う部屋に移動させられて、自分が今から具体的に何をされるか把握しきれていないまま、鼻の麻酔と、そのあとの鼻に細い棒状のヤツを突っ込むのをやられて(多分右側の鼻の粘膜切れた)死ぬかと思いました。
その作業を担当したお姉さんは、反射的に後ろにのけぞる私に、
「逃げない逃げない、逃げると余計にトラウマになっちゃうよ〜」

もう十分トラウマ確定じゃボケが!!

…と内心思ってました。どっちにしろやられる側は激痛やのにテキトーな事言うなよ( ̄ε ̄#)!

まあ、その後の検査中、気持ち悪さ息苦しさに必死で耐える私にクッションをにぎらせてくれて、もう一人の看護師さんと共にずっと背中を撫でてくれてましたけどね(笑)。
朝目覚めて数時間の間に既に色々ありすぎです…。

入院に関する説明を受けた後、救急で最低限の物しか持たずにやって来てしまった私は(スマホの充電が切れそうなのもあり)、入院に必要になりそうな荷物を取りに行きたいと申し出ました。
すると、医師の横に居た職員らしき女性が11時半には戻って来るように言いました。
その時の時間は既に10時過ぎ。
…いやいや、間に合うように余裕持って考えたら1時間以内に家帰って荷物まとめて病院に向かわないとアカンやん!

この時よーく考えて、入院を午後からとか次の日からとかに出来ないのか聞けば良かったのかもしれませんけど…。

呼んでから10分後に来たタクシーの運転手のおっちゃんに、車内に乗り込んでから「胆石が見つかってこれから入院することになっちゃったんですよー( ´ ▽ ` )」…と明るく告げまして。
マンションの下で待っててもらうと、通常その時間分のメーター分も料金は加算されるのですが…。
病院にちょうど戻って来た時おっちゃんは、
「おっちゃんうっかりメーター回すの忘れてたから、待ってる間の料金分かんなくなって付けてないけど、フツーのタクシーは料金取るから気をつけやー(^^)」
…と言って、料金をかなり安くしてくれました。

この日あった一番の良い出来事でしたね。ありがとうおじちゃん…(;ω;)。

急いでまとめた最低限の荷物を抱えながら入院の受付に行くと、ここで待つようにと言われたロビーの一画のイスに座り、待つ事一時間…。

先に受けた入院の説明で、戻って来た後にコロナの検査も受けないといけないと言われ、その検査に呼ばれるのを待っていたんですが…1時間以上待たされてやっと呼ばれたと思ったら鼻に突っ込むタイプの検査…またかよ。この病院何回私の鼻に攻撃しかけてくんねん…。
最早諦めが入りかけたものの、胃カメラを入れた方とは逆の穴の奥に一気に突っ込まれた時には余りの痛さに、
「痛いわこのヘタクソが!!なんならテメーの鼻にも両方挿してやろうか!(ΟΞο)あ"ぁ"?」
…と言いながらワンパン喰らわせそうな気持ちになりましたが、大人なので頑張って堪えました。

そこから結果が出るまで更に約一時間…。なかなか落ち着けない状況に苛立ちながらも、予約なしの緊急入院てこんなもんなのかなーとも思いました。差し迫ってるわりに放置やな…。
コロナの検査に呼ばれるまで散々待たされた様子から、どうせ結構な時間待たされるんだろうな…と思って、その間に実家に電話をかけました。
家に一旦帰ったときに充電器は持ってきたものの、着いてからずっとロビーで待たされ続けているため、最早私のスマホはダウン寸前…なので、場所を聞いていつぶりか分からない公衆電話で実家に連絡しました。

電話すると、幸い父が出て(母だと色々うるさくて話が進まないに決まってる)、
_落ち着いて聞いて欲しいんだけど、昨夜寝てたら腹痛が激痛過ぎたのでおかしいと思って救急車で病院に来て_(中略)そんな訳で突然だけど入院しないといけなくなった。
と、短くこれまでの経緯を告げまして。
その時一応、入院の時にもらった説明のパンフレットに、コロナの対策のために面会は遠慮するように書いてあった事を伝えました。

そんな感じで散々待たされて、病室に案内されたのは午後1時半近くになってました。(病院に戻って来たのが11時ごろ…)

病室に着くまでと、病室に着いてから3人くらいに絶食中の点滴について聞こうとしても、はぐらかすようにされたりカルテまだ見てないからわからないと躱されたり…。

病室に着いてからもしばらく待たされたので、スマホを充電器に挿したりトイレに行ったり、同僚たちに現状を報告したりしてましたら…。

点滴スタンドに点滴がセットされた状態のものを看護師さんが運んで来て、残酷な事実を私に説明し始めます。
「これを絶食が終わるまでの間24時間つけてもらいます」
「…は⁈え?(´°ω°`)…あの、トイレとかはどーやって…」
「あ、大丈夫です、ちゃんとコレ(スタンド)持って入れるようになってますから。じゃあセットしますね〜」
「えっ、まっ…」
「ザクッ」
「イッ…( ;∀;)」
…という感じで、事実を受け入れる心の準備もクソもなく点滴針を手首下にブッ刺され、しかもかなりの激痛。(まあ胆石の発作に比べたら一瞬なだけ全然マシなんですけど)

真夜中の胆嚢炎の激痛、朝っぱらからいきなり胃カメラ(鼻から)、コロナの検査と立て続けにやってきて、頑張って耐えていた私の何かがここでプツっと切れて、テンションは一気に下がりました。

しばらくベッドで黙って横になって…おもっきり同僚たちにLINEで泣き言を垂れました。(同僚たち仕事中やでー(´∀`;)…)

いきなり入院して今日から絶食しろって言われて、大した事前説明もなくいきなり24時間点滴ぶら下げて生活しろって、私は一体何の罪を犯したって言うんですか⁈…と、神が居るなら文句を言いたかったです。

私の事情をよく知る同僚は、
「多分ストレスやろうな…」
…と言ってました。

少し前の母方の親族のゴタゴタと仕事のストレス・睡眠不足・女性という要素に、ダメ押しでお盆中に普段は食べないであろう高価な肉や贅沢な食事、各々が持ってきたお土産のお菓子等々…といった感じじゃないかと思われます…。
(あと、ちょっと肥満気味なのも…)

今更考えてもしょうがないことですけどね。
母が私の心身の平穏を願うなら、自分の親族のゴタゴタに私を極力関わらせずにいるという選択があったでしょうが、あの人はむしろ私の平穏を平気でぶち壊しに来る人ですからねえ…。
(弟なんて知らされてもいなかった)

先日母が、従妹の妊娠が残念なことになった事を私に知らせた際に、世の理とでも言うように
「親の罪が子に報い」
…って言ったのがドン引きだったんですけど。
いくら自分の妹たちと仲違いしたからって…。
(あの人に自分の姪を可愛く思うなんて考えはない)

母の理論で言うと、私は母の罪の報いでも受けてるんですかね〜?(迷惑極まりないw)
そもそも因果応報を信じてない私にはまるで響かないスピ理論ですが…。

どうせ、自分の子ども達には絶対に聞かせられないような、過去にやらかした事はいっぱいあるんでしょうけどね。

_愚痴を吐いてから一旦気持ちを整えて、まだ不慣れな点滴スタンドを転がしながら電話コーナーまで移動して、とりあえず職場に改めて入院する事になった事を報告。

次に両親に改めて詳しく連絡を…と、実家の固定電話にかけてみたのですが…

つづく。

※余談:なぜ親世代の方々は各々スマホを所持しているのに電話に出ず、固定電話の方がつかまりやすいのか…。

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