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【読書感想文】7.5グラムの奇跡

'23.04.22読了

著 者:砥上裕將
出版社:講談社
商品ページ(丸善ジュンク堂):https://honto.jp/netstore/pd-book_31201955.html
講談社BOOK倶楽部:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000354626

ー 商品紹介 ー
国家試験に合格し、視能訓練士の資格を手にしたにもかかわらず、野宮恭一の就職先は決まらなかった。
後がない状態で面接を受けたのは、北見眼科医院という街の小さな眼科医院。
人の良い院長に拾われた恭一は、凄腕の視能訓練士・広瀬真織、マッチョな男性看護師・剛田剣、カメラが趣味の女性看護師・丘本真衣らと、視機能を守るために働きはじめる。
精緻な機能を持つ「目」を巡る、心温まる連作短編集。

『線は、僕を描く』で第59回メフィスト賞を受賞しデビュー。
同作でブランチBOOK大賞2019受賞、2020年本屋大賞第3位に選出された作者のデビュー後第1作。
(講談社BOOK倶楽部より)
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サークルの後輩がツイートで上げていて気になった作品を読んでみました。
優しい作品でした。ここ最近、重ための作品を多く読んでいたので心が洗われるような気持ちになります。
視能訓練士という職業についた主人公のお話です。
視能訓練士という名称を初めて知ったのですが、かなり昔からお世話になっている方々でした。
眼科で看護師さんとばかり思っていた方々は視能訓練士というのだそうです。

初めて知る病名もありましたし、緑内障といった名称だけ知っているものも出てきました。
見えるという奇跡を間接的に感じられます。
物語のこれからを考えると必ずしもハッピーエンドではないものもあります。
それでも前を向いて行ける素敵なものでした。

あまり目が強くないので、見えるという奇跡を大事にしていきたいと思います。

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