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【読書感想文】今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

'24.6.16読了
著者:標野凪
出版:双葉社
紹介ページ(双葉社):

母の本棚から抜いてきました。
街中にあって森の中にあるような不思議なカフェ、喫茶ドードーに訪れる人々のお話でした。
心に蟠りを抱えている登場人物それぞれが、喫茶ドードーをきっかけに大切なものを見つめなおしたり、見つけたりするお話です。
一編読むごとに心が少しスッキリします。

短編集になるのですが、一つ目に出てきた人が別のお話に出てくるなど、同じ人物でも別視点からの発見があります。

喫茶ドードーの店主であるソロリもまた、喫茶ドードーで救われている人物の一人なのだろうと思います。
店主の掘り下げは続刊の方なのかなと思い、そちらを読むのも楽しみにしています。

コロナ禍で色々なことが変わり、その変わりように適応出来たり、出来なかったりした時期のお話なので、実体験的に頷けることが多かったです。

在宅勤務のお話も出てきました。
私は、当時実家にいたこともあり在宅勤務がかなり難しく感じたことを思い出しました。

続刊の方も読んでみようと思います。

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