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辛い譜読みのお助けマンは?

こんにちは!7月もあと少しで終わり8月に入りますね。

蝉が鳴いていると日本の夏だな、と実感します。なんだか冷たいものを食べたい気分なので、冷凍庫にあるぜんざいを冷蔵庫に移しておやつにでも食べようかな~と思っています。あんこが大好きです。

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今回は、つらい譜読みをサポートするある力についてお話します。

その力とは【ソルフェージュ力】です。

ソルフェージュ力があると譜読みが早く終わるようになります。

譜読みは新しい曲を弾くことになった時、必ずしなければならないものですよね。曲が長くなればなるほど譜読みする量も増え、ページをめくるたびに「あ、まだあるのか。。」という気持ちになることもよくあります。

「....できる限り譜読みを早く終わらせたい。」

そこで発揮されるのが、ソルフェージュ力!

ソルフェージュとは、メロディーや和音を聴きとったり、楽譜に書いてあることを分析したり、正しい音の高さで歌ったり。。etc. と、音楽に対する様々なスキルを身に付け、音楽をもっと理解するための基礎的な訓練のことです。

【ちょっとソルフェージに興味を持ったかも!という方はこちらのページをご覧ください ♪

楽しい音当てクイズや、サンプル練習問題のページもありますよ☺】

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なぜソルフェージュ力があると譜読みが早く進むのか。

それは、「ソルフェージュ力があれば練習方法のアイディアがよりたくさん思いつけるから💡」です。

譜読みの段階でするべきことは、音を読むことだけではありません。

・正確なリズムを掴む

・和音進行の把握

・その曲の適切な速さ、実際に本番で弾くテンポ感を掴む

・曲の性格、特徴を捉える(例えばブーレやガボットは元々は舞踏用に作られた曲。演奏する際も踊りの雰囲気が損なわれないようにしないといけない。)

・伴奏の付く曲なら、自分の弾くパートだけでなく伴奏が入った時の状態も頭の中でイメージ。

・その作曲家がその曲を作った際の歴史的背景は?いつ作られた?どのような理由で?(音楽史を学ぶ)


このように、譜読みの段階でも音を読む以外に注目しなければならない点が沢山あります。

そこで、もしソルフェージュ力があると...?

上記のようなこと↑をどうやってクリアできるのか、その問題を解くカギを自分で見つけられるようになります。

例えば、曲中に難しいリズムがあったとします。なかなか一筋縄ではいきません。どうしましょう。

そんな時「そうだ!リズムを手で叩きながらメロディーを歌ってみよう。」「一拍ごとに音符を分けて考えよう。」「どんな長さの音符から成り立つリズムなのか、分析してみよう。」など、どうやったらそのリズムが理解できるようになるのか、それに対する答えを自分なりのアイディアで見つけていくことが出来るようになります。


また、他にも例えばとても複雑で難しいパッセージがあったとします。

ぱっと見、難しそうなのであまり譜読みする気にならないほどです。

でももし自分でそのパッセージの和声進行を分析していくことが出来れば、それがたとえ複雑で難しいものだったとしても、

「あ、ここから転調してるな。」「ここから先は、ハ短調なんだな。」「この箇所は、伴奏で出てきたメロディーを自分が受け継がないといけないんだな。」

そんな風に落ち着いてそのパッセージを分析していくことが出来ます。

ただ音を読むだけではなく自分なりのアイディアをたくさん出して、様々な視点から譜読みをする。

それは、質の良い練習をすることにも繋がります。そして質の良い練習は、早い上達に繋がります。

ソルフェージュは、自分の音楽のアイディアを引き出すための引き出しのようなもの。そして、それはどなたでもいつからでも身に着けることが出来ます。

ソルフェージュ紹介ページはこちらからお気軽にどうぞ♪ 

今回の記事で少しでもソルフェージュに興味を持っていただけたら、とても嬉しいです☺

執筆:M


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