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スウェーデン留学記

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ワークスタイルとアイスランド

今週から新学期が始まり折り返し地点を過ぎました。たくさんの思い出と学びがあった中、アイスランドに旅行に行ったことをまとめたいと思います。 ドイツ人の友達とアイスランドに3泊4日の旅に11月の中旬頃に行きました。(かなり前になっちゃった笑) 北欧諸国としてもひとくくりにされることがあるアイスランド。しかし、実際訪れてみると、スウェーデンやデンマークなどのスキャンディナビアとは違った自然の魅力がある国でした。1日目は首都のリキャベックの中心街を観光し、なんだか迫力のある大きな

スウェーデンで自炊を始めました

本当は旅行に行ったことや、一緒に二人暮らししているルームメイトと喧嘩して家の中が重い空気になったことなど、真面目な授業のこと以外にも書きたいことがいっぱいあるんですが授業で忙しくて記事が滞っています。笑 めでたくこっちに来て2ヶ月が経ちました。早いですね〜、もちろん勉強はそうなんですが多くの留学生特に日本人留学生がスウェーデンに来て悩むことは「時間の使い方」なんです。正直言います、本当に暇、暇、暇。緑が綺麗だな〜お散歩しよう!なんてテンションが上がっていたのは初めの1ヶ月で

スウェーデン留学日記

みなさんこんにちは、あまり文章を書くタイプではないのですが1年留学の記録としてスウェーデンのこと、勉強のことなど書き記していこうと思います。 私の留学先はスウェーデン南部のヴェクショーにあるリンネ大学です。本当に小さな町ですが、湖に囲まれ森の中にあるような場所で都会っ子の私からするとどこもかしこも綺麗で勉強するには最適な場所です。実はこのヴェクショーという町、BBCで欧州で最もグリーンな都市とも紹介された環境先進都市です。 そんな緑豊かなキャンパスでは、学校が始まるまでの

スウェーデンでプライドパレードを見てきました

リンネ大学のもう一つのキャンパスがあるカルマルへ鉄道を使って、プチ旅行に出かけました。 ベクショーよりも小さい町ですが、海や公園とうまく共存している素敵な町で、本来はここにある古いお城を見学したりしようと思っていたのですが、たまたまその日がPRIDE PARADEで街はお祭り騒ぎになっていました。 ところで皆さんはPRIDE PARADEをご存知でしょうか?あまり日本では聞きなれない言葉ですが、 「プライド(Pride)」という単語は、英語の一般名詞で、「誇り・矜持」を

スウェーデン勉強法は自分で知を探求すること

スウェーデンの授業は約20週間の一学期をそれぞれモジュールと呼ばれる期間に4つに分けられます。 その1モジュール(約1ヶ月)の間は同じ授業を取り、一学期で計4科目を受けるというのが基本のスタイルになっています。私が取っているPeace and Development study 1 (平和と開発学)はその4モジュール全てを使った授業で、一学期この勉強のみを行います。後期もこのPeace and Development study2 をとることにしたので、実質1年間同じ勉強を

世界の変わり目と私と2020年

冬休みはヨーロッパ4カ国を回り、スウェーデンにはない海と灼熱の太陽と美味しい食べ物を食べてしっかりリフレッシュしてきました!(また旅行の紹介ノートも書きたいです) ところでテスト期間が迫っている中でなぜ今これを書いているかというと、海外で年を越したせいか節目を例年よりも軽く過ごしてしまい新年のリフレッシュ感というか「よっしゃ2020は〇〇な年にするぞ!」という抱負も自分の中で沸かず、忙しいテスト期間へ突入してなーなーに1年を過ごしてしまいそうなので最近のもやもやしていること

開発学を学びだしてぶち当たった1つ目のジレンマ

この夏からスウェーデンでPeace and Development studyを1年間学ぶgrittoです。授業の内容については前の記事に書いているので興味のある方は見てみてください。 今回はグループ課題について。月に二回ほど普段の授業とは別に、グループ課題が出され論文を読み分析をするもになるのですがその内容がとても面白く、開発と言う言葉の意味を考えるきっかけになりました。 初めてのグループ課題では4人の論文が課題として出され、初めの2人は共通して発展途上国は経済が発展で

平和を表現する言葉の限界とアートの可能性

いきなりですが最近、アートにすごく最近興味を持つようになりました。というのも、アートと平和の概念がうまくつながれば戦争以上に平和の社会的価値が認識されるのではないかと思っています。社会的価値を見出すためにはまず平和がお金になれば一番手っ取り早いのですが、戦争には未だに武器産業という大きな支えがあり、平和は今の所何のお金になりません。(ちなみに実は平和のイメージが強いスウェーデンも武器輸出国として有名です。) 誰しもが平和を求めているはずのになぜ儲からないのか。それはそもそも