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出版社さんに、出版企画が通るまで

シナリオ・センターのあらいです。
プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)が、おかげさまで順調なようです。

そんな「『シナリオ・センター式 物語のつくり方』が1冊の書籍になるまでレポート」をしています。今回は、本書の企画が通るまで、時系列で振り返ります。

書店さんでも売れているそうで、本屋が好きな身としては、嬉しい限りです。
ジュンク堂さん!

紀伊國屋書店さん!


子ども向けから大人向けへ

もともと、本書は子ども向けの創作本を作りたいという思いからはじまりました。
シナリオ・センターが小学校の出前授業で行っているキッズシナリオと、そのエッセンスを深めたオンライン講座『考える部屋』の内容を一冊にしたいと思っていました。

というのも、出版エージェントのアップルシード・エージェンシーさんから、子ども向けの書籍の企画を作って、売り込みましょう!とお話を頂いたからです。

ですが、子ども向けはなかなか話が進まないようでした。

企画が採用されるまで

・2022年10月12日12時ごろ
そんななか、「大人向けの創作指南書は作れないか?」という逆提案が出版社さんから来たとのお話を、アップル・シードエージェンシーの有海さんからご連絡いただきました。

その日のうちに、大人向けの書籍企画でもOKかを社内で確認。OKとのことで、有海さんにその旨を伝えました。

・10月14日
有海さんから、目次のたたき台が来ました。子ども向けに私が提出していたのものを、元に作っていただいたようでした。

・10月19日
頂いたたたき台を元に、私が目次を再構成して、有海さんに提出。
この目次案と企画書を、有海さんが出版社に投げてくださいました。

・10月20日
有海さんから出版社から早速質問が来たとの連絡。
拙著『いきなり効果が上がるPR動画の作り方』の総発行部数を確認したいとのことでした。
ここら辺、やはり出版というのは、部数を出してなんぼなんだな、という気がしました。

・10月25日
A社さん(仮に)の企画会議突破!との連絡。
そのメールに、帯推薦を貰えそうな出身ライターを教えて欲しいとの旨も記載してありました。

まぁそりゃ、そうですよね。

・10月27日
A社さんにて、正式採用となりました!
ここまでは、なんとなく順調でしたが、ここからちょっと荒れます。

訳あって、A社さんをお断り

せっかく出版の機会をいただいたのですが、ちょっと色々ありまして、A社さんからの出版を取りやめることになりました。
A社さんには、企画会議等で検討いただいたのに、本当に申し訳ないです。

ただ、採用が決まるまで、出版社さんがどこだけ知らされていなかったので、こちらもまさか断ることになるとは……という感じでした。

有海さんとの、ここら辺のメールと電話のやり取りを思い返すと、結構怒涛な感じです。
有海さんからしたら、「えっ?どういうこと」という感じだったと思います。
10月27日の採用決定から、11月2日の約1週間、いろいろと相談を重ね、結局辞退することになりました。

11月2日 A社さん辞退

日本実業出版社さんに、拾われた

A社さんをお断りしたことで、また最初から有海さんは営業をしなければなりません。また数ヶ月かかるかも、とのことでした。

・2022年11月7日
なんと逆提案くださった2社のうち1社の日本実業出版社さんが、検討してくださるとの連絡がありました。

・11月17日
そして、なんと10日後の11月17日に日本実業出版社さんで、企画が採用されたのです!ありがたや〜。

有海さんからはご丁寧に、「日本実業出版社さんは、出版について問題ないですか?」と確認してくれました。全然問題ない、とお伝えしました。有海さん、ありがとうございます!

・12月7日
果たして、12月7日に日本実業出版社の板谷さんと、初めて打ち合わせをするのでした。

いい本になって、本当に良かった

結果的に、日本実業出版社さんとお仕事ができて良かったです。素敵な本にしてもらえました。
今のところ、恩返しもできているようで良かったです。この先も、多くの方に手に取ってもらいたいです。

ということで、ジュンク堂さんで、イベントを実施させていただきます。出身ライターの脚本家・劇作家である坂口理子さんがゲストです。恐縮です。
でも、楽しみです!

うちの子、最年少ジュンク堂さんのイベントポスター、デビュー!?


どんな本なのか?甚だ簡単ですが、まとめています。

・レポート記事の目次ページ

・マガジンにまとめています


『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)7月28日より好評発売中。

シナリオ・センターは『日本中の人にシナリオをかいてもらいたい』と1970年にシナリオ講座を開始。子ども向けキッズシナリオも展開中。アシスト、お願いします!! https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html