こんなみなさんに届いてほしい!編集者の方と、考えたこと
シナリオ・センターのあらいです。
7月28日に『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)が発売になります。
「『シナリオ・センター式 物語のつくり方』が1冊の書籍になるまでレポート」をしています。
今回は、本書を届けたい読者の皆さんについて。
本書は、誰の、何のための本なのか
本書『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)をつくるにあたって、企画の段階で、誰に届けたい本なのか、届けたい人のどんなことに役に立つのか、を編集の方、編集エージェントの方と、考えました。
多くの人の悩みを解決したい
まず、そもそもシナリオ・センターの新井一樹として書く本です。やはり、そこは創作の悩みを解決できるものにしたいよね、となります。
なので、出版企画書の段階では、こんな形で文言になっていました。
シナリオ・センターは、シナリオライター・脚本家の養成をしてきた学校です。そこから多くの脚本家はもちろん、小説家の方、アニメシナリオライターの方、漫画原作者の方、劇作家の方などなど、さまざまなジャンルで活躍する作家の皆さんが誕生しています。
そういう意味でも、シナリオだけではなく「物語」全般に役立つ本にしようとなりました。そうは言っても、これ難しいですよ。全部の創作に共通する方法論をつくるのですから。(ここら辺の大変さは、また後日)
とにかく、創作をする方々、みなさんの役に立つ本にしよう!
という何とも大胆なプロジェクトが始まったわけです。しかも、中身はあらい次第。(ここら辺の大変さは、また後日、聞いてやってください!)
本書の「はじめに」はこんな風に始まります。
本書では、創作する皆さんに、プロのように「正しく悩む」方法をお伝えしていきます。
では、みなさんとは、誰なのか?
本書では、3名の読者の方をイメージして書きました。
1、すでに創作を始めていて、「もっとうまく書けるようになりたい」という方
投稿サイトに挑戦したり、コンクールに挑戦したり、大学のゼミで書いていたり、個人で学んでいたり、そう言った方に、もっとうまくなる方法をお渡したいと思いました。
ちなみに、私はシナリオ・センターで「語りきクラブ」というニッチなyoutube配信を、毎月しているのですが、その中で、本書に書いている構成の考え方について紹介したことがあります。
毎月配信を見てくださった方が、「あの方法をやってからコンクールの1次で落ちなくなった。あらいさんが、『これができれば1次で落ちなくなるよ』って言っていた通りです!」と先日教えてくれました。
随分なことを、言っているなと思いましたが、正直、自信あります。
2、物語を書いていたけど、しばらく遠ざかっていた方
物語の構想を練って、書き始めてみるけれど筆が進まなくて、遠かってしまった方。結果が出なくて、なんとなく創作から遠かってしまった方などなど。
そう言った方のなかには、勝手に才能がないと思い込んでしまった方もいるかもしれません。そんな方も、本書を読んでいただければ、才能が足りないのではなく、これまでのやり方が間違っていただけだとわかります。
3、創作は未経験だ、という方
物語をつくりたいと思っても、どこから手をつけていいのか、わからなかったり、なんとなく難しいものだと思ってしまったりして、「書く」まではやっていない方です。
あ、私だ……という方すべてに、役立ちます!
「もっとうまく書きたいのに、、、」と思っている方の悩みに、100%応えることができる本にしよう!と、作られたのが本書です。
実際、そんな本になっています。自信、あります。
(その根拠は、また後日お話しさせてください。もしくは、本書の序章に書いたので、お読みください!新宿の紀伊國屋さんでは、3フロアで展開してくださるそうですし!)
是非、お手に取ってくれたらと思います。
どんな本なのか?甚だ簡単ですが、まとめています。
・レポート記事の目次ページ
・マガジンにまとめています
『プロ作家・脚本家たちが使っている シナリオ・センター式 物語のつくり方』(日本実業出版社)7月28日発売。予約販売中です。
シナリオ・センターは『日本中の人にシナリオをかいてもらいたい』と1970年にシナリオ講座を開始。子ども向けキッズシナリオも展開中。アシスト、お願いします!! https://www.scenario.co.jp/project/kids_assist/index.html