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作曲家になれない人、これが原因です。

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

「フリーランス作曲家のための講座」というのをやってます。プロの作曲家になるために何をしたらいいか、作曲の仕事を増やすために何が必要かなどを教える講座です。受講生と面談をして、それぞれのやりたいこと、できること、やってきたこと、それぞれの作曲スキルや、人脈などの環境などを聞いた上でアドバイスをしてます。その中で見えてきた、作曲家になれない人について書くことにしました。かなり厳しめのことを書きますが、作曲の仕事したい人には重要な内容だと思うので読んでみてください。あくまで僕が個人的に思うことなので、違うと思ったら別に参考にしなくてよいと思います。

アーティストではなく、クライアントワークをする作曲家向けの話です。

音楽で食べていけるかどうかは運による部分が大きいという話をSNSでよく見かけます。たしかに運は大事だし、僕もその運でいままで28年間やってこれたと思います。そもそもキャリアのスタートが、大学4年の時、「作曲のバイト募集してますよ」と後輩がアルバイト情報誌を持ってきたのがキッカケなので、これがなかったら作曲の仕事できてなかった可能性が大きいです。完全に運です。ただ、僕が作曲の仕事をはじめた頃は、プロになる方法がかなり限られてました。でも今は違います。自分次第でいろんなことが実現できます。業界の人と知り合うキッカケも沢山あるし、アピールする方法も沢山あるし、何よりコンテンス数が膨大にあるので、仕事のキッカケは簡単に作れます。自分次第で必ずどうにかなります。

作曲家志望の人たちを沢山見てきましたが、うまくいかない理由はハッキリしてます。まず作曲しない。全然音楽作らないんです。1ヶ月に1曲作るとかそんな感じの人も多いです。僕は作曲したくてしたくてたまらなくて音楽はじめたので、毎日新曲作ってました。なので、そういう人を見ると「この人は作曲好きじゃないのかな?」って思ってしまいます。ヘタクソであっても1ヶ月に沢山曲作った方がいいです。作る曲数が圧倒的に少ないのでスキルがあがるわけないと思います。作曲家としてやってる人のほとんどが、量が質を生むって言ってるので、これは間違いないと思います。作曲スキルがないのに職業にできるわけないです。

次に多いのが、

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