現在放送中のドラマ音楽、制作過程や意図を書いてみました。

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

今週月曜から「知らない人んち(仮)」という実験ドラマがテレビ東京ではじまりました。このnoteで作曲家を募集してたのはこの番組です。放送後、視聴者からアイデアを募集し、脚本にまとめ撮影・編集、次週放送という現場にはむちゃくちゃ過酷な内容です。

そこで今回、作曲家何人かでドラマの音楽を作ってみよう！ということで、一ヶ月前に#0が公開されました。10分という短い尺なのですが、これが一話目で2本のドラマに分岐します。

打ち合わせの時にフリー音源を使うという提案もしてたのですが、考えてみたら短い尺に合う楽曲ってあんまりないんですよね、、、小回りが効く楽曲を用意する必要があります。作る限りはやっぱり作品に合った楽曲でなんとかならないかなーと思い、今回の決断。採算度外視のケモノミチを選んだわけです。今回、超短期間で仕上げるというハードルが高い仕事。瞬時に判断してパっと作って仕上げるという僕にとって大きな挑戦。

ショートドラマと一時間のドラマとは音楽の作り方が全く異なります。特に、今回気をつけたのは寄せ集めた曲って印象にならないこと。このドラマのために用意された音楽に聞こえるということが目標です。

まぁ、そんな感じで、この裏側をこのnoteで書いていきたいなーと思ってます。それでは、まずこの10分のドラマを見てください！これはテレビ放送前にYouTubeで公開された#0です。10/4(月)の初回放送でも流れました。

劇伴担当は、スキャット後藤・ノボ・佐藤・まつもとの4名です。制作過程や意図など、制作の裏側を書いて行きます。ちなみにこの番組、シナリオアイデアだけでなく、ドラマで流れる音楽も応募できます。ご参考ください！

<劇伴解説>