ゲームをストアにぶん投げてみて感じたこと

 お久しぶりです。最近自分の名前に疑問を持ち始めている紅十字です。
今日はまあ、読書感想文じゃないですが、自分で作ったゲームをストアに出してみて感じたことについて、思い出しながら書いていきたいと思います。


 まず今回のゲーム『すしネタちぇいん ~わびさびわさび~』を作った経緯ですが、とりあえず目的としては、ゲームを『完成させる』そして『ストアに出す』――この二点でした。
 何というか開発を始める前は習作も兼ねてテトリスっぽいものを作ろうかなと考えていました。
 ただ、そんなとき、ぼんやりと寿司が食べたいなあと思ったのです。そこで急遽、寿司を食べるにはどうしたらいいか? 寿司が食べれそうなゲームはなんだろうかと考えました。今ではその思考回路が全く理解できませんが……。

 結果として、ツムツムっぽいシステム? を取り入れたパズルゲームを作ることにしました。

 ただただ寿司を食べたいというだけで作り始めましたが、寿司が食べたいにも関わらず、寿司を食べれなくなるという不思議な状況になりました。(途中で食べてしまったら、モチベーションがなくなると思ったので、寿司禁です笑)


 今回話そうと思ってるテーマ? としては三つくらいあります。
・開発全般を通して感じたこと
・ストアに出したことについて
・現在私が感じている個人の限界に関して

開発全般を通して感じたこと

 ということで、さっそく本題に入っていきたいと思います。
 開発全般を通して感じたこととしては、ゲームは作らないと、完成しないということです
 ……当たり前ですね。
 ごめんなさい。ブラバしないで下さい……。


 まあ、当然なんですけど、わりと重要なことだと思います。というか、思いました。ゲームを作るためには、ゲーム以外のことをしてはいけないのです。してはいけないというと、語弊がありますね……。

 やっても良いんですが、やればその分、開発期間が延びます。
ゴールが遠くなると、メンタルが病みます。メンタルが病むと、エターなる可能性が上がります。そして、実際にエタった作品もあります。

 要は、メリハリが大事ってことですね。
ただ、ゲームを作っていないときの罪悪感はすごいです。
Twitterでは毎日のようにフォロワーさんの進捗が流れてくるので。

 当初は1ヶ月くらいでつくる予定でしたが、それでもだらだらと過ごしていたら、3ヶ月も経っていました。


 作り始めて最初の段階は楽しいです。
 どんなゲームにしようだとか、色々と楽しいことを考えたりできます。

 ちなみに私のスキルとしては、Unity完全に理解した(理解できたとは言っていない)ぐらいの初心者特有の自信満々なレベルぐらいだと思っています。作曲やイラストもそれくらいです。お話を作るのはちょっとだけできるかも?

 なので、今回の素材(イラストや音楽など)は、ほとんどフリー素材を使用しました。


 話を戻しますが、
 今回のゲームは作るにあたって、対象となるプレイヤーの年齢を限りなく下げました。理由としては、多くの人に遊んでもらえたらいいなと思ったこと。そして、あまり操作を複雑にしたゲームだと、そもそも技術的に不可能だということからです。

 まあ、端的に言ってしまえば――妥協です
 当初の予定では1ヶ月で作るつもりだったので、そもそもそんな短期間で複雑なゲームができるとは思っていませんでした。

 思うにゲーム制作は妥協の連続だと思います。(妥協ダイジ……)
 イラストや音楽など、作れるだけのレベルでは使い物になりません。フリー素材でも、自分が作るよりも遙かにクオリティの高く、世界観のマッチしたものはたくさんあります。

 できれば自分で作ったものを使いたいですが、そうはいきません。クオリティを落とすわけにはいきませんし、ゲームを完成させるにはゲームを作るしかないんです。素材を作っていられるほどの余裕はありませんでした。

 とはいえ、ゲーム制作を始める前に色々やっていた私としては結構辛かったです。ゲームを作っている間も他のアイデアが浮かんできます。それらを作りたいという欲求をぶっ○すのはかなりの苦行でした。

 いつかは自分で作ったものでゲームをつくりたいですが、それは今回の目的ではありません。五年後、十年後に少しでも自分の世界が表現できるようになっていればいいので。
 なので、今回は全力で、ゲームを完成させること、ストアに出すことに集中しました


 ある程度形になってくる中盤は、同じようなゲーム画面になってしまい、目に見えた進捗が出づらくなります。
 この辺でモチベーションが下がります。たまに音を入れてみたりして気分転換していました。ただ、ここから終盤までのスピードは他の段階に比べれば速いとは思います。


 終盤ですが、ここからが一番きついような気がします。
 完成まで最も近いはずなのに、なぜか遠く感じてしまいます
数直線上の最大値が増加するイメージです。意味不明なバグです。

 終わりが見え始めたからこそ、欲が出るんでしょうか?
 急に要素を追加し始めたりします。やはり人間は欲深い生き物です。私だけかもしれませんが……。
 また、よくある『自分が作ったものが面白いのか現象』にさいなまれることにもなりました。

 とはいえ、完成させないわけにもいかないので、完成はさせましたが……。


ストアに出したことについて


 なぜ今回の目的にストアに出すことまでにしたかというと、
まあ、単純な話ですが何か一つ自分の作ったものをパブリックな場に出したいという気持ちがあったからです。
 他にも友達とかにドヤりたいとか、色々とありますが、概ね上記に収束します。

 実際に出してみて思ったこととして、
ストアに出すことは結構簡単だったということです。
最初のイメージとしては、結構大変だと思っていました。もちろん、ゲーム作りとは関係ないような手続きなどがあったりはしますが、思いのほか敷居は低いと思います。
 ストアに出すためのパーツ集め(スクショやアイコンヘッダーなど)が少し大変でした。
デザインとかも勉強したいと思います。(そのうちだけどね?)

 余談ですが、私はゲームを完成させストアに申請した日に、回転寿司に行きました。開発中ずっと寿司禁をしていたので、ただの回転寿司のはずなのに特別美味しく感じました笑 (画像はお寿司様とのツーショットです)

画像1

 また、今回作ったゲームには広告も入れてみました。ユーザーからすれば邪魔以外の何物でもありませんし、遊んでもらう方に不便を掛けることも承知です。
 ただ、私もクリエイターの端くれとして、自分の作ったものでお金を稼いでみたいと思ったからです。

 別に大金を稼ごうなどとは思っていません。ほんの少しだけ、缶ジュース一本分でも、稼げれば御の字だと思っています。

 百数十円かもしれません。でもきっと、その味は格別な物になると思います。次回作を作るための励みにもなるでしょう。(それだけの方が遊んでくれたという事実となので)
なので、広告もつけることにしました。ゴメンネ?

 今は次に何を作ろうか考えている段階です。
方向性としては、今回と同じでカジュアルゲームを想定しています。今の私が、個人で短期間で作るにはそれ以外ないのも事実です。


感じている個人の限界に関して


 カジュアルゲームを作ってみて、私が今、感じている個人の限界はここです。もちろん、個人で作っている方々の中には、つよつよでものすごいクオリティのゲームを作る方はいます。
 ただ、それと同じような事はまだ私にはできませんし、する必要もないと思っています。

 今はまだ表現者として未熟なことも分かっています。段階を踏んでやりたいことを少しずつやっていけたらと……。


 とまあ、こんな感じで。
限界を感じつつも、でもまだ諦めるには早いし、成長できないわけでもありません。やらなければできませんが、やっていればできるのもまた事実です。今回のリリースはそれに気づけただけで大きな収穫でした。
いつかGoogleだけでなく、Appleでも出したいですね……。
そのためにはMacが必要ですが。

 五年後、十年後……あるいは二十年後。
自分の表現したい世界が表現できるようになっていればいいなあと思いながら終わりたいと思います。


 最後に宣伝ですが、
今回作ったゲーム『すしネタちぇいん ~わびさびわさび~』をGoogle Playで公開しているので良かったら遊んでみて下さい。
これなら自分でも作れそうと思った方はぜひ、ゲーム作りに挑戦してみて下さい!!
 Unityをダウンロードすれば無料で作れます。敷居はかなり低いです!

 あ、よかったらTwitterのフォローもよろしくお願いします。それでは~っ!


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